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ライスワーク(rice work)とライフワーク(Life work)

私は2023年5月に東京都で行政書士を開業しました。開業といっても会社員をやりながらの副業行政書士としての開業です。今日は「ライスワーク(rice work)」と「ライフワーク(Life work)」について記事を書くことにします。

ライスワーク(rice work)ってなに?

「ライスワーク(rice work)」とは食べていくために、生活していくために、家族を養うために、働く(=work)ことです。最近、よく見る言葉です。昔から、ライフワークという言葉は知っていましたが、初めて「ライスワーク」という言葉を見かけたときは、誤字脱字だと思っていました。ここ数年、日本は国力、経済力を失ってしまい、少子高齢化社会となり、社会保障制度も崩壊するといった報道もされています。また、会社のために定年まで一生懸命働けば、あとは年金で悠々自適といった時代はとっくに終焉を迎えており、働いても生活はあまり楽になりません。仕事や将来に希望を見い出すことができないので、生活するための仕事、ということで「ライスワーク」という言葉が生まれたんだと思っています。誰が考えたか知りませんが、ライフワーク(Life work)に対して、ライスワーク(rice work)とはうまいこと言いますね。「やまだくん、座布団いちまい!」

ライスワークはダメなことなのか?

では、「ライスワーク」はダメなことなのか?確かに、今の仕事は「ライフワーク」と呼べる素晴らしい仕事だ、と言われる人も一定数いらっしゃると思います。特に若い人は希望に満ち溢れている方も多いでしょうし、子供の頃とかに目指した職業につけている方もいると思います。そういう方は素晴らしいなぁと思いますし、とても羨ましいです。私の場合、今の会社員の仕事はライフワークとはなかなか言いづらいです。やはり、生活していくため、家族を養うため、生きていくために必要なので、仕事をしています。会社も今のところは、自分を必要としてくれていて、その対価として給料も頂いているんのでとても有難いことだと思っています。自分の仕事を卑下するようなライスワークという言い方は本当は良くないんでしょうね。社会の一員として、生活できていること、家族を養えていることは誇りに思って良いと思います。

ただ、どこか心が満たされない

私を含めて、自分の仕事を「ライスワーク」と呼んでいる人は贅沢な悩みだと思っていますが、マズローの法則(5段階欲求)から考えると、承認欲求や自己実現欲求が満たされていない状態なのでしょうね。
・生理的欲求:三大欲求(食欲、睡眠欲、性欲)、排泄など
・安全の欲求:身体的安全、経済的安定、健康など、身の回りの安全
・社会的欲求:家族や組織など社会的集団に所属して精神的に満たされた状態
承認欲求:社会的集団に所属し、他者から自分の存在を認められたい、他人に受け入れられたい、尊重・尊敬されたいと思う外的な欲求
・自己実現欲求:「もっと成長したい」「もっと多くの人から認めたい」「もっと自分らしく生きていきたい」と思うような自己実現の欲求

マズローの五段階のピラミッド

ちなみにマズローによると、この5つの段階に、もうひとつ上の高次元の「自己超越の欲求」があるとして、人間はすべての欲求が満たされると、自分自身の欲求を満たすだけではなく、「世の中を良くしたい」「世界を変えたい」といった、社会全体の欲求を満たしたいと考えるようになるそうです。例えば、事業に成功した経営者が社会貢献活動に力を入れるようになったり、富と名声を手に入れたセレブが寄付したり、人気が高いタレントが政治家に立候補したりすることが、「自己超越欲求」の例だそうです。

「自己実現欲求」を満たすためには

自分自身を振り返ってみると、私は「もっと成長したい」「もっと多くの人から認めたい」「もっと自分らしく生きていきたい」と思っています。特に40代になってから、その思いがより強くなったような気がしています。たしかに40代半ばになって、アパート経営や宅地建物取引士試験や行政書士試験を受験したり、今やっている簿記2級の勉強などは、この「自己実現欲求」を満たすためにやっているような気がします。今の会社員の仕事の延長線上に、「自己実現欲求」を満たせるようなことが見えない、また、それがないことが分かっているから、心が満たされない状態にいるんだと自己分析しています

定年後の仕事をライフワーク(Lifework)にしたい

こうやって記事を書いていると、心のもやもやが整理されてきます(笑)
私は定年後のライフワーク(Life work)を探しているんだと思います。定年後にアパート経営をされる方もいると思いますが、私にとってはアパート経営(不動産投資)もライスワーク(rice work)の域を出ません。やはり、行政書士の仕事をライフワーク(Lifework)にしたいと思います。これからも少しずつ少しずつ、前に進むことができるよう、継続して頑張っていきたいと思います。

明日(2023年11月12日)は令和5年度の行政書士試験ですね。皆さん、自分の実力を出し切れますよう陰ながら応援しています。

最後までお読み頂きありがとうございました!


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