29歳♂マレーシア、台湾旅行記⑦

台湾二日目、特にあてなくホテルの周りをフラフラとしてみた。普段私、朝食を食べないので昼前くらいから行動開始。社会人3年目くらいまでは朝食を食べていたのだが、どうしても年々体重が増えてしまい、いっそのこと朝食をやめてみたら体重は落ち、体が軽くなったのでそのまま続けている。朝食しっかり食べて夕食を抜く方が健康的とよく言われるが、夕食を抜くのは辛すぎるので無理。この日の昼はまたルーロー飯を食べてみた。ドミトリー近くのGoogleマップの口コミが良かったところ。海外で飛び込むレストランはネットに書かれているブログかGoogleマップの口コミを見て決めている、ハズレることは少ない。玉子が乗ったルーロー飯だったが、とても美味しい。甘辛いタレの白ごはんに合うこと、この上なし。その後また荒廃した街並みを見ながら、アートブックストアを何軒か巡り、美術館を2軒ハシゴしてみた。近代芸術というものにやや首を傾げながらではあったが、好きな作品はいくつか見つかった。台北自立美術館ではエドワードヤン監督(本名楊徳昌)の展示会がしていた。恥ずかしながら監督の作品はひとつも観たことがないけど、壁に飾られた場面写真はどれも素敵で、自分が好きな世界観バッチリだったので今度観てみようと思う。など思いながら、美術館を後にし夜は士林の夜市に行った。牡蠣のオムレツとエビ春巻き的なものを食べ、初めて排骨スープを飲んだ。台湾でよく見かける「排骨」の文字、これは薬膳の意味らしい。真っ黒のスープに浸かった骨だらけの肉をしゃぶって、スープを飲んだ。確かに美味しい、体にいい気がする。士林の駅に行ってみたのだが、めちゃくちゃ日本で見たことある景色だった。一階に改札があり、改札を抜けると電光掲示板があり、次の電車の時間が書かれていて左右の階段とエスカレーターがそれぞれのホームに繋がっている。改札の隣にはミスタードーナツやコンビニなどがある。夕方時ということで学生やサラリーマンでごった返していた。恵比寿だ、この景色は山手線恵比寿駅だ。台湾といえばいわゆる夜市や路面店のような、theアジアのイメージがまだ強かったが、この景色を見ると日本と何ら変わらない、なんならアートの文脈では日本より全然先鋭的なのではとも感じた。シメにかき氷を食べた。かき氷と言うか、豆花(トウファ)と呼ばれる台湾のスイーツで、豆腐に氷やタピオカやタロ芋の練り物などをトッピングしたもの。私は白玉と小豆をトッピング。口の中がモチモチプチプチパラダイスだった。店外のカウンターで食べていたのだが、店の奥を見てみると、子ども達三人が小さなプラスチックの椅子に座ってアイスを食べていた。お姉ちゃんらしき女の子は段ボールに入って遊んでいる。多分店主の子どもだろう。日本で町中華に入ったときなど、たまに店の奥に茶の間が見えたりすることがあるが、その度に生活感を感じられてグッとくる。私の祖父母は大阪のでタバコ屋を営んでいて、昔よく遊びに行き、たまに店番をしていたこともある。その時のお客さんには自分がこう見えていたのかなど考えた。

つづく

お賽銭箱でございます🙇 毎週、うな重食べたい…