屋上で読書

屋上で本を読むのが好きだ。部屋のソファーで読む方が移動しなくていいし、冷蔵庫が近くにあるので、飲み物もすぐ取り出せるし、天候にも左右されないから、部屋で読書したほうが楽なのだけれど、雨が降っていなければ屋上に行ってしまう。

最近ふと、なぜこんなにも屋上読書が好きなのか理由を考えたことがある。

屋上にいると日光が当たって、じんわりと体が暖まるって気持ちいいのと、大通りから少し離れているので無音ではないけれど、静かで風と鳥と遠くから聞こえる車道の騒音が聞いてて心地いい。なにより、周りを見渡しても人が視界に入らない、4階ぐらいの高さなので建物は見えるが、人が目に入らない、この環境がたまらなく好きだ。

漫画のアイ・アム・ア・ヒーローのラストの周りに自分以外人がいない、怖さも感じるがどこか憧れもする環境というか、なんか天上人にでもなったような気分になれる。

だからわざわざ、屋上に本とコーヒーを持って行くのだ

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