見出し画像

見えてきた完治の可能性と答え合わせの前の要点整理

これは問題ないと言われた原因不明の動悸が不整脈と診断されるまでの経過を書いていく記録です。

不整脈が見つかればその場で処置します

10月11日アップルウォッチ外来を受診した際に不整脈の可能性を否定出来ないと言われて電気生理学的検査を受ける事になりました。(これは前回の記事2023/10/11の続きになります。)
検査を受ける事ができるだけで十分だと思っていましたが、医師は続けて言いました。
検査の時に不整脈が見つかって処置できる不整脈だったらその時に焼いちゃうね。90%の確率で治るから。」これは適応があればカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)もしてくれるという事です。
そしてもう一度不整脈について書かれた本を開いて説明してくれました。

「今可能性を疑っているのは発作性上室性頻拍です。3種類あります。
 房室結節リエントリー性頻拍 WPW症候群による房室回帰性頻拍
 この2種類であれば90%の確率で焼けば治ります。
 もう一つの心房頻拍だった場合は薬で対応する事になります。」

「今日薬を出すので1ヶ月飲んで効果をみてみましょう。次回受診した時に落ち着いていれば検査はキャンセルでいいと思います。電気生理学的検査を受ける時は不整脈が落ち着いている時より、発作が起きやすい時に受けた方が不整脈が出やすいからね。」と言われました。

そして発作性上室性頻拍に対するアブレーション治療に関しての説明と同意書を渡されて入院時に持ってくるように言われました。そして、看護師から入院までの流れについての説明を受けました。その後は入院受付で入院の予約をし、高額療養費制度の説明を受けました。アブレーション治療をする場合は3割負担でも自己負担が高額になるため、高額療養費制度を利用した方がいいと言われました。そして入院時に必要な書類を渡されました。

薬局で処方されたのはメインテート(ビソプロロールフマル酸塩)錠0.625mgで、1日1回1錠を服用と書かれていました。これは心臓の負担を少なくし心拍数を下げる働きがある薬です。

電気生理学的検査をして不整脈が見つかれば治るかもしれない、この事は私を支えてくれる大きな希望となりました。

病名推察

医師が疑っていると言った発作性上室性頻拍は突然脈が速くなり突然おさまる不整脈です。症状は動悸、息切れ、胸の不快感などです。脈が速くなりすぎると心臓が効率良く動けなくなったりします。
発作性上室性頻拍の上室とは心臓の部屋を上下で分けた時の上の部屋である心房の事です。発作性上室性頻拍は心房のあたりに原因があり、原因の場所によって3つに分けられます。

①房室結節リエントリー性頻拍
②WPW症候群による房室回帰性頻拍
③心房頻拍

私は色々な病院のホームページや医師のYouTubeなどを見て発作性上室性頻拍について調べました。また、インターネットに公開されている心電図を検索して発作時にはどのような波形が出るのかを調べました。発作が起きる時の状況や症状は私に当てはまると思いました。
ただ、①②は心拍数が突然160~200拍/分になるという症状と発作時の心電図が私がとったアップルウォッチの心電図とは違いました。

の心房頻拍の方が当てはまる部分がありました。
①②と違い心拍数がそこまで高くならず150拍/分以下で症状が出る場合もある
・発作時の心電図が洞性頻脈(走ったり緊張した時に脈が速くなる問題ない頻脈)と似ていて見分けるのが難しい場合がある

心拍数が160拍/分を超えることが無い、どの病院でも問題ない頻脈と言われてしまう私の状況と似ていると思いました。ただ、心房頻拍は頻度が少なく発作性上室性頻拍の10%位の割合と書いているところが多かったので確率的には低そうだと思いました。

普通に考えると検査する時は問題ないという結果が出る方がいいのですが、それだと治療ができずこのままの状態が続いてしまうので、何でもいいから治療が出来る不整脈であってほしい、というのが本音でした。

電気生理学的検査(答え合わせ)の前に今まで診てもらった医師の診断を整理します

電気生理学的検査を受ける事が出来れば私の動悸の原因が不整脈なのか、不整脈ではないものなのかがわかります。それは今まで診てもらった病院の医師の診断が正しかったかどうかをはっきりさせる答え合わせのようなものだと私は思いました。

それぞれの医師の診断とその判断材料となったと思われる検査・データ
①A総合病院(救急外来)の診断:運動による一時的なもの?

A総合病院で行った血液検査、心電図

②Bクリニック(循環器内科医)の診断:問題ない頻脈

私が持参したA総合病院で行った血液検査、Bクリニックで行った血液検査、胸部レントゲン検査、心電図、24時間ホルター心電図検査、心エコー検査、私が見せたアップルウォッチの心拍数、血圧のデータ、アップルウォッチでとった発作時の心電図

③A総合病院(内分泌代謝科医)の診断:ストレス

紹介状(Bクリニックで行った検査)、A総合病院で行ったCT、血液検査、ホルモン検査、私が見せたアップルウォッチでとった心拍数、血圧のデータ

④Cクリニック(循環器内科医)の診断:問題ない

私が持参したA総合病院・Bクリニックで行った検査の結果(血液検査・ホルモン検査、胸部レントゲン検査、24時間ホルター心電図検査)、私が見せたアップルウォッチの心拍数のデータ、医師の聴診

⑤Dクリニック(心療内科医)の診断:ソラナックス4、5日内服で落ち着くよ

問診のみ

⑥Eクリニック(循環器内科医)の診断:自律神経が原因、運動不足

私が持参したA総合病院・Bクリニックで行った検査の結果(血液検査・ホルモン検査、胸部レントゲン検査、24時間ホルター心電図検査)、私が見せたアップルウォッチの心拍数,血圧のデータ、Eクリニックで行った心電図、トレッドミル運動負荷試験図検査

⑦F総合病院(循環器内科医・不整脈専門医)の診断:発作性上室性頻拍の可能性

F総合病院で行った血液検査、心電図、心エコー検査、24時間ホルター心電図検査、私がアップルウォッチでとった発作時の心電図

不整脈を疑わなかったのは7人の医師の内6人、不整脈を疑ったのは7人の医師の内たった1人でした。アップルウォッチでとった発作時の心電図をBクリニックの医師は問題ないと診断し、F総合病院の医師は発作性上室性頻拍を疑いました。
答え合わせは12月14日(予定)です。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?