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花束を贈るような気持ちで祈る

生きていると、理不尽なことはある。
嫌がらせをされたり、大人の世界にもイジメは存在する。

社会に出てから、実にいろんな人間を見た。
親切にされたり、意地悪をされたり。
私の前を、通り過ぎていった人たち。

私は、聖書の中の、

人は種を蒔いたら、必ず刈り取りをしなければならない

という言葉が好きだ。
良いことも、悪いことも、何かをやったら、その後始末もセットなのだ。
刈り取りの時期は、必ずやってくる。
悪いことの場合、後になればなるほど、辛いような気がする。

そして神様は、

報いは、わたしがする

とも言っている。
私は、この言葉に救われている。
誰かに傷つけられたとき、私が復讐する必要はないのだ。
復讐をするって、大変だと思う。
そして、私の復讐は、大したことがないような気がする。
神様の報いは、私の復讐なんかより、意味があって、的確で、優れているはずだ。

大森靖子さんの曲「絶対彼女」の中で、

ディスったやつの家にバラの花束を毎日贈るの

という歌詞がある。

私を傷つけた人のために祈れたら、私自身が楽になれる。
祈るとは、その人にバラの花束を贈るような気持ちなのかもしれない。

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