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霞ヶ関ワークライフ9

🌸3月18日は人事異動の公示日🏃‍♀️💦

つい先日、出向期間2年間のうち、三分の一(8か月)が過ぎたと思っていたのに、もう新年度間近で二分の一(1年)が経過した。

長いと感じていた時間感覚も、ここ数ヶ月はあっという間だった。人が突然やめたり、バタバタしてたからだろうか。

人事異動の公示日

霞ヶ関は3月18日(新年度の2週間前が目安とのこと)に、人事異動が発表される。
※管理職やキャリア組(総合職)の異動時期はもう少し後。

基本は、2年で異動する官僚たち。
しかし、例外で1年で異動する者や、3年目に突入する者もいる。

異動と思っていたのに、「残留」の二文字があったのか、異動したくない部門に配属されたのかわからないが、「なんだとぉぉ」、「うわぁ、まじか••」、「えっ、嘘でしょ••」等と、呟きが聞こえる。

その内心は、悲しいのか、じつは嬉しいのか。

新年度のタイミングでは、退職する者もいる(自己都合退職)。一般的に退職の意向は、一カ月前くらいに伝えるときくけれど、新年度2週間前にそれが伝わり、どよめきが起こった係もあった模様。

一方で、異動のタイミングで、昇格して期待と不安をいだいている者だっている。実に様々だ。
ちなみに、約7年経験すると、おおむね昇格するらしい。新卒採用なら大体こんな感じなんだろうか。

事務官(係員)22歳〜
 ⇨ 係長(主査、主任)29歳〜
    ⇨ 課長補佐(専門官)36歳〜

ちなみに、僕のような人材交流で外部から来ている者は、経験させるために、留任ではなく、1年で異動することもあると聞いていた。

異動の有無はどっちがいいか


僕はというと、まさかの異動だった。
しかも、局をまたいだ異動なので、まったく畑違いの業務内容が確定。

•異動
まったく新しい分野の仕事が経験できる。ただし、経験値も人間関係もゼロスタート。

•留任
さらに難易度の高い仕事や業務の幅が増えるかもしれない、新任者を教えることもあるだろう。

帰任すれば、もう行政機関と関わることはないと思えば、異動となったのは良かったのかもしれないなとも思うが。

異動がよいと思うかは、人によるのだろう。

前任からの引き継ぎ

たった2週間以内に、業務を引き継ぎするというムチャブリ前提なのが面白いところ。
(僕はそもそも引き継ぎがなかったが)

原則2年で異動なのだから、マニュアルとか、ある程度は新規着任者への配慮が徹底されているかといえば、そうではないのが、霞ヶ関。

そのため、残留組がいるのだとは思うが、不運にもキーマンがまとめて異動となった係は、悲惨なことになる。

そもそも、まったく畑違いの仕事(業界ごと転職したくらいに違う)を、前任から細かい引き継ぎを受けた処で、理解できないだろう••

•大枠のイメージ(役割、目的)を知る
•業務の流れ(どこの部門からきて、どこの部門に渡すのか)
•困ったら何処を見ればいいか
•誰に聞けばいいか

正直いって、限られた時間の引き続きはこんなものだと思う。

後任は20代男性の若者!

僕の後任は同じく、外部からの出向者だった。
彼から挨拶の電話があり、色々と話した。

とても礼儀正しい20代後半男性だった。
僕が同じ外部出向者とわかると、「実際、残業とかすごいですか??」と本音ベースの質問もあった。

一年前の僕も同じだったので、気持ちがよくわかる。とにかく情報がなくて、不安なのである。

いまはteamsも活用されてきて、省内のメンバーとはチャットできるし、着任後も気軽に連絡をとれる、環境がある。

僕に余力があるかぎり、彼をフォローしようと思っている。

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