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つくもがみ貸します 畠中恵 角川書店

しゃばけシリーズの畠中恵さんの作品
もちろん面白いです
時代物
人ではない人のようなものが重要
それが醍醐味です

古道具屋兼損料屋で
付喪神の声が聞こえる姉弟
付喪神とかした古道具たちとのお話
めっちゃ噂好き
けど、話しかけるとだまる付喪神
このおしゃべりがなかなか庶民的だと思う
付喪神って人間とずっといてたから
より人間ぽくなるのだわ
っと思う

そして中のお話の区分の題名
和色名・日本の伝統色
素敵

ちなみに
利休鼠 緑みの鼠色 日本の鼠色はたくさんある
裏葉柳 柳の裏葉のような淡い黄みを含んだ薄い緑色
秘色  青磁の肌の色のような浅い緑色
似せ紫 くすんだ青みのある赤紫 
    高価な紫根で染めた本紫に対して紫に似せた色
蘇芳  黒みを帯びた赤色

付喪神様って
怖い?イメージあったけど
こんなおしゃべりなら
ずっと聞いていたい
そばに置いておきたい
付喪神様ついた古道具ほしい
って思える作品

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