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主治医の名言

こんにちは。デルタです。
気持ちの整理やメモ程度に考えていることを記してみようと思います。

私は精神疾患、発達障害をもち、障害者雇用で現在、とある会社に所属しているものです。

最近になり、仕事を諦めたくないという気持ちが少しずつですが、出て来ました。
その中で何度も諦めそうになった時に私の主治医が発した言葉(名言)について書いてみます。

① 人に嫌われても良いんですよ。

私もそう思います。嫌われることを恐れて、長くの間、行動することに億劫になり、ただの寂しい男と化していました…。もう少し気楽に考えようと思います。

② あなたにも人を嫌う権利があるんです。

そんなことを言ってくれる支援者は今の主治医が初めてでした。私はいつも人に嫌われたくないと感じ、逆に人を嫌うことすら恐れていたのかも知れません。

③ 人からの評価を気にする必要はありません。

私も学生時代からの課題だった「評価」。中学、高校時代からスポーツや受験勉強で競争社会を生きて来た気がします。いつも周りの動向が気になり、あいつに負けたくないなどといつも思っていました。でも、この一年で勝つ時は勝つし、負ける時は負ける。そんなことはどうでも良くて自分が納得できる生き方ができれば充分なのではないでしょうか?

④ デルタさんは仕事を終わらせて、定時で帰ると言っていますよね。社会的に定時で仕事を終わらせるというは仕事ができることですよ。無理に残業する必要はありません。

一年近く前に言われた言葉です。私は今の職場の仕事は能力的や量的な分配のおかげか、たまに物足りなさを感じる時もありました。むしろ、もっとエネルギッシュに働きたい。そんな中、エンジニア時代の様に、ほとんどの時間を仕事に軸を置いていたと思います。しかし、職場にいる時も家にいる時も仕事のことを考えていました。おそらく余裕がなく、気持ちの中で仕事に120%全振りしていたのかも知れません。
今になり、あの頃の働き方をしてはいけない、むしろ余暇や楽しみの時間を増やしていけたら、もう少し気持ち的に楽に笑顔のある生活ができたはずです。

⑤ 自分の人生の責任は自分でしか取ることができません。

もう、ここまで来ると哲学ですよ笑
私はこの言葉を聞いた時、気づきました。 
確かに、そうなんです。生活習慣も仕事もプライベートも何もかも、自分のつけが後になり現れてきます。そうなら、今やれることを一つずつ片付けて行くことが重要だと思います。過去を悔やみ、未来に不安をいつも持っていましたが、今ある時を大切に生きなければ、これから歩んでいく私自身の生活に活きてこないと思っております。

そして、

⑥ 私がやれることは全てやりました…私がやれることはもうありません。

私の人生の中でこの名言、本当にすごいと思います。主治医には意図があるとは思いますが、私が新たなステージにいくために、そして、私の行動、考え、気持ちを総合して考えて発した言葉だと思います。

これら以外にも名言はあったと思いますが、主治医と共に生きたこの一年は苦しいながらも大切な時間でした。
(まだ終わっていないですし、これからもお世話になりますが)

いつも私は人を嫌い、悔しさが滲み出て、破天荒な事ばかりしていました。人には言えない様なことを何度も行って来たと思います。しかし、今になって思うのですが、私が悩んでいる時の主治医の言葉は、私のことを真摯に考えてくれたこと。そして、真の大人の男になるために必要なことを教えてくれたと思います。

これからも不安なこと辛いことも沢山あるかと思います。しかし、やるべき課題を私なりのペースでクリアしていき、きっと今より強くなり、仕事なりプライベートで力を発揮できたらなと思います。

【番外編】

前の主治医の名言の片鱗をお話しします。前の主治医はどちらかと言うと、とても怖い方でした。しかし、私の人生や生きるために必要なことを教えてくれる方でした。どちらかと言うか、親父の様な優しさがある方だったと思います。ただ、その当時の私は怖さや不安感などで逃げてしまいました。本当に反省しております。

(α) あなたが考えていること、思っていることをしっかりと上に伝えないとダメじゃないか。

あの頃の私は流されていました。コロナ禍で人間関係も中々構築できない中、無理な仕事を押し付けられたり、嫌なことを嫌と言えませんでした。今になりあの頃にあの先生が言っていたことがとてもよくわかります。

(β) 悔しいなら上に伝えなさい。芯をもちなさい。しっかりと相手に伝えることが今のあなたには必要だよ。

本当にそう思います。逃げることではなく、感情的に怒ることではなく、冷静に話し合いで相手に適切に伝えることの大切さを教えてもらいました。

(γ) あの頃の医療はな…あなたには申し訳ないが、そういう時代だったんだ。

20年前、私が急性期患者として入院した時代のことをよく知る、前主治医は言っていました。
悔しいけど、あの時代は薬を与えて病棟で寝させることしかできない、精神疾患を持っている人の受け皿がない時代だった、とおっしゃっておりました。
前主治医の先生も悔しい気持ちであの時診療にあたっていることがよくわかりました。

色々と書きましたが、主治医や前主治医…タイプは少し違うかも知れないけど、患者のことを真摯に考えてくれるタイプだと思います。私は闘病生活こそは長いですが、この様な医師に出逢うまでに20年近くの時間を要しました。人生の半分以上が闘病生活になっていますが、きっと春は来ると思いますし、明るく生きれる時代(とき)になるかと思います。

今回は主治医についての名言について書いてみました。少しでも興味のある方は、主治医と対話する時の参考にしてはいかがでしょうか?
私の話は一例に過ぎませんが、きっと皆さんにも光が見えるその瞬間があるかと思います。

デルタ

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