本を書くっていうのが、スズちゃんの夢
みたいなんだ♡

仕事から帰ってくると
「たっだいまーお留守ありがとう」って
抱き上げて、頬ずりしてくれる。
髪の毛からジワッとヒンヤリとした、
冬の冷たい質感が、みるみると僕の毛並みを幸せにしてくれる。
メイクを落として（あっ、そうそう最近恋しちゃってるスズちゃんは、どんどんツヤツヤになってる。肌もツヤツヤ、髪もツヤツヤ、爪もツヤツヤ。光輝き出したスピードは眩しくてしょうがないワン）
モコモコの部屋着に着替えて、パソコンを開いて、ずっっと書いてる。取り憑かれたようにずっっと書いてる。
こないだも僕のドックフードを忘れてるくらいに没頭して書いていた。
「ゴメン、ゴメン遅くなっちゃったけど今すぐ夜ごはんにするね〜」ってコンタクトを外して
リラックスモードのメガネをかけた。

スズちゃんは多分、書くことで満たされたいんじゃないのかな、前を向いていたいんじゃないのかな、許されたいんじゃないのかな。
どうやら、noteっていうサイトに投稿してるみたいなんだけど、カリスマ的存在で、超人気者らしい♡

今はまだ、夢の途中なのかもしれないね。
僕は犬だから、応援してあげられることは
限られているけど、夢が叶うようにと
パソコンの前で笑ったり、泣いたり、凹んだりしているスズちゃんの姿は、完璧じゃない、完全じゃない小さな僕に、『スズちゃんの夢が叶うことが僕の夢』って教えてくれた。

シロクマ文芸部、今週も参加させていただき
ました。ありがとうございます🤍✨