*お題『#暗々裏』・#青ブラ文学部
『傘なんてささなくても、ずぶ濡れが
うれしくて、雨に濡れていたくて
歩いていられるの何歳までかな〜?』
『ゔーん・・・何それ、わけわかんない。
小学生の頃は、傘を忘れて登校しても、
帰る時に雨が降っててもさ、下駄箱には
お母さんがいつも傘を届けてくれてたなぁ
その傘は水色スカイブルーでさ、当たり前の愛情の前で、スカイブルー色の傘をさして帰るのは当たり前のことだと思ってたから、雨に濡れたいなんて思ったことないよ』
『そうなんだ… 私ね、大人になった今でも
生ぬるい空気の中で