クルマ遍歴、3台目GH-GDBインプレッサSTi-RA400台限定モデル

…その時は突然やってきた、クルマ屋から良い物があるから見に来ないか?との電話…何かと思い行って見るとそこには一冊のカタログが…ニヤけるクルマ屋、これは…言葉を失う出来栄えの内容。クルマ屋…あと30台らしいよ?これは即答を意味する、答えは注文してください…今すぐ!何とか間に合いシリアルナンバーは387!危ないところだった。内容はスバルが大赤字でSTi部品は初めから装着しまくった新たな剣だった…フルノーマルでもそこそこ速かったが、遂にその道では有名な内藤自動車に改造を依頼することに…足回りはスーパーオーリンズの特注品、フロアバーはめちゃくちゃ重い純正をHKSのものに、スタビライザーは前後CUSCOでスタビリンクはリジット、強化クラッチはCUSCO、リアデフもCUSCO、シートはフルバケのBRIDEジムカーナ仕様、シートベルトはTAKATAの6点式排気はサードのターボインテーク…ここまでで100万位か。ホイールはボルクレーシングのCE28にタイヤはまぁ色々…その性能は一瞬意識が飛ぶ程の加速、ここから年間タイトルキーパーとなる…そして自分のジムカーナ人生の最後を飾ることとなろうとは、この時点では知る由もない…当時新聞屋さんに在籍していた自分は突然誰も行きたがらないど田舎を任される…これが30代を苦しめる事となろうとは。ジムカーナの舞台では上位常連の自分には油断もあったのかも知れない…いつものある冬の日、初めから四軒目という車重が重たい状態でピンポイントで凍った路面でスリップしてしまった…バイクは左脚を直撃し重度の怪我を負ってしまう。結果強化クラッチが素早く操作出来なくなり痛みも伴うという状態に…もうインプレッサには乗られない、ジムカーナはやめたほうがいい…事故の元だ。医師の判断はそうなった、元々30歳までに年間タイトル一位を取れなかったらやめようと決めていた…その時が来てしまったのだと、12年を費やしたジムカーナ人生はこうして幕を閉じる…クルマはいつも一緒に参戦していた友人に譲り引退は決まった…

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