【　自己紹介　】

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このブログでは、２０１９年７月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年１２月からブログを始めて、それ以降、７００日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

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【　今日のトピック：自分では気づけない　】

今日は土曜日なので、公務員の僕は休日でした。

録画したローカル放送のテレビ番組を見ていたら、どうやら今日は、近くで野外イベントをしていたようですが、そんなのお構いなしで休んでいました。

「休んでいました」というと、具体的には、朝は目覚ましもかけず、８時半頃に目が覚めたので８時半に起き、いつものように、ブルーベリーヨーグルトと食パンとお湯という、なんともまあ、質素な朝ごはんを食べ、その後は、近所を散歩し、途中でコンビニに寄って１００円コーヒーを買ってイートインコーナーでそのコーヒーを飲みながら橘玲さんのブログを読みつつ４０分くらい居座っていました。

その後、午前中は整体の予定が入っていたので、整体に行きました。

整体で十分に癒された後は、昼ごはんを食べて、午後は昼寝して、テレビ見て・・・となんともまあ、ゆったりとした休日でした。

で、整体に行った時に、整体師さんと、朝起きてから整体までにの間に、散歩したりコンビニでコーヒーを飲んだりしたことを世間話したんですが、整体師さんが「優雅な休日ですね～」なんて言ってくれました。

もちろん、整体師さんにとって僕はお客さんなので、気を使ってくださったのは間違いないのですが、おそらく、「優雅」という言葉は、本音だと思います。

僕の通う整体は、整体師さんがたった１人で運営されています。

まあ、整体師さんひとりきりの整体院は珍しくないと思いますが（僕も、これまで通ってきた整体は、どれも整体師さんひとりだけでした）、整体師さんは、その仕事柄、自分が実働しない限り、１円も売上がありません。

整体以外の仕事をしていれば別ですが、整体という仕事って、自分の実働時間が売上とイコールです。

自分の単位時間あたりの値段を自分で決めて、働いた時間×単位時間あたりの金額＝自分の収入、という図式で生計を立てているのが整体師さんです。

だから、休む時間って、「売上を諦める時間」になります。整体師さんにとっては。

働いたぶんだけ売上につながる、というのは確かにそのとおりですが、しかし、それはつまり、働かない時間（＝休み）は、収入がないことと引き換えに成り立っています。

弁護士も、個人事業主という点では整体師さんと同じ感じもしますが、休みに対する考えはちょっと違います。

整体師さんは、、単位時間あたりの売上×労働時間＝収入、という図式が厳密に成り立ちますが、弁護士は違います。

売上と労働時間は全く比例しません。少ない労働時間で大きな売上を得られる案件もあれば、かなりの労力をかけたのに売上としてはちっぽけなんてこともあります。

だから、「休んだら売上を諦める」という感覚を、弁護士は比較的抱きにくいと思います。

きちんと休みをとって集中して業務に取り組んだほうがいいよね、と思っている弁護士もそれなりにいると思います。実際は、土日関係なく仕事している弁護士も結構いますが、それは、売上のためというよりは、書面の提出期限に追われているから、という場合がほとんどです。

多くの弁護士は、おいしい案件（少ない労働時間で大きな売上を得られる案件）がやってくるかどうかは、最終的には運次第と思っています。

だから、休まず働いたらそのぶん売上につながる、とは思っていません。毎日営業したとしても、おいしい案件が降ってくるとは限りませんからね。

（むしろ、土日の相談にやってくる人たちの依頼は、あんまりおいしい案件ではないと思っている弁護士もいるかもしれません。弁護士に依頼するのって、その人の人生にとっては一大事のはずで、そうであれば、会社を休んででも来ることもできなくはないと思います。どうしても会社を休めないというのなら、それは、弁護士に依頼してまで解決したい人生の一大事を、自分の仕事よりも下に見ていると弁護士としては考えざるを得ません。めちゃくちゃブラック企業で働いているせいで、全然休みがとれないのも考えられますが、そんなブラック企業に見切りをつけることができないような人（＝合理的に判断できない人）からは、あんまり依頼を受けたくないな、と思う弁護士がいたっておかしくはありません。これは別に、弁護士が金持ちの味方、というわけではなく、弁護士は、法と論理で紛争を解決することを仕事にしているので、法と論理が通用しない人とは相容れないのです。法と論理以外の手法を使ってもいいからとにかく紛争を解決したい人の要望に、弁護士が応えることはできません。）

ちょっと話がそれましたが、売上＝労働時間×単位時間あたりの金額、という図式が成り立つ整体師さんにとっては、僕が近所を散歩して１００円のコーヒーを飲みながらのんびりするのが「優雅」に見えちゃうかもしれません。

僕の休日が「優雅」に見えるなんて、整体師さんが言ってくれなければ気づけませんでした。

確かに僕は、休日を、最大限「休養」に充てていて、今日の活動も、「休養」の一環だったのですが、見る人によっては、「優雅」に見えたりもするようです。

なんか、嬉しくなりました。

今後も、自信をもって「優雅な」休日を送ろうと思います。

それではまた明日！・・・↓

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