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保険って、若いうちに使えるお金を減らして、年寄りになって使うお金に回すもの

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

毎回ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:保険 】

サラリーマンとして僕は働いているのですが、今は、「年末調整」の時期です。

「年末調整」とは、雇用している従業員の「課税所得」を、会社が割り出して(従業員本人の代わりに計算してあげて)、1年間の最終的な所得税額を確定するものです。

最終的な所得税額を確定するので、払い過ぎた所得税は還付されます。

だから、「年末調整でお金が戻ってきた」なんてことが起きます。

この「年末調整」は、サラリーマン特有です。「サラリーマン」というか、雇用によって給料を得て、課税されるだけの所得を稼いだ人は、必ず「年末調整」しなきゃいけません。

サラリーマンでなければ、確定申告します。自分で、自分の課税所得を計算し、税務署に申告して、その申告額を基に算定された所得税を納付します。

この「確定申告」が原則で、サラリーマンの「年末調整」は、あくまで例外です。

しかし、「雇われ」で働く人が多いので、原則と例外があべこべになっているようにも感じられます。

さて、この「年末調整」では、とにかく、自分の「課税所得」を減らそうと、みなさん躍起になります。そりゃそうです。

課税所得が安ければ安いほど、所得税額も安くなるわけですから。

で、課税所得を安くするためによく用いられるのが「保険料」です。どうやら、日本の税制では、保険料を支払うと、その支払った保険料の分、課税所得を減らせるらしいです。

よく「控除!こうじょ!」と躍起になる人がいますが、これです。この「保険料」は、生命保険料や火災保険料も含まれますが、学生時代に支払いを猶予していた国民年金保険料も含まれます。

ちなみに僕は、働き始めた26歳までの国民年金保険料を猶予していましたが、20歳まで遡って、全額支払いました。合計120万円くらい払いました。やばい・・・。

まあ、こういった「保険料」って、なんのために払っているかというと、「今使えるお金を減らして、将来に回すため」です。

保険は、すべからくそうです。

しかも、「掛け捨て」であれば、「今使えるお金はドブに捨てるけど、もし万が一、大変なことが起きたら支払ってもらおう」ということです。

掛け捨ての保険は、将来に回すどころか、「捨てちゃう」んです。掛け捨ての生命保険とか火災保険は、すべてそうです。

橘玲さん風に言えば「保険は宝くじ」です。「事故」などの、保険金支払事由が起きない限り、支払った保険料はそのまま返ってこないわけですからね。まさしく「保険は宝くじ」です。

じゃあ、「積み立て」の保険ならいいかというと、積み立てるなら、保険で積み立てなくても、預金で積み立てればいい話です。

預金で積み立てれば、今使うこともできます。しかし、保険で積み立てると、解約時期によっては、元本割れすることも多いです。

そうなると、「積み立て」の保険も、結局は「今使えるお金を減らす」ことになります。

僕は、これがめちゃくちゃイヤなんです。今使えるお金を減らすのが、本当にイヤです。だって、「今」がいちばん若いからです。

お金を使うなら、なるべく若いほうが、楽しく使えるに決まっています。もちろん、自分の身体が衰えた後の生活費を蓄えておく視点も大切だとは思います。

でも、どれだけ年をとっても、働ければ生活費を手に入れることはできます。若い人と同じようには働けないでしょうが、働く時間を減らして、年齢に応じて働けば、それなりの収入を得ることはできるはずです。

そういった「年をとっても働けるようにする」ことが、何よりも、老後不安に対して効果的です。現在、働いてお金を稼いでいるわけですから、この状態を、なるべく長く続けられるようにするべきです。

だったら、お金って、将来に回すよりも、今使った方がいいです。「今使う」というか、「いつでも使える状態にしておいたほうがいい」という感じでしょうか。

「いつでも使える状態」が、ベストです。別に、「宵越しの銭は持たない」で生きる必要はありません。余剰資金は貯蓄すればいいです。

でも、貯蓄の方法は、「いつでも使える状態」でなきゃいけないと思います。「保険」で貯蓄してしまうと、「いつでも使える状態」ではなくなってしまいます。

だから、自分の過去を振り返れば、国民年金保険料120万円を支払ったのは、失敗だったと思います。120万円を、将来に回すくらいなら、貯蓄しておけばよかったです。

その120万円を、その当時に、インデックス投資にでも突っ込んでおけば、今頃200万円くらいの価値になっていたでしょう。はあ。失敗でした。

「保険」は、お金を「いつでも使える状態」ではなく、「将来しか使えない状態」にしてしまいます。

保険料を支払うと、お金を牢屋に閉じ込めてしまうのことになります。「控除!こうじょ!」に惹かれて、払わない方がいいです。ぜったいに。

お金は、いつでも使えるようにしておきましょう。

それではまた次回!・・・↓

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