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弁護士は、ジョブ型雇用で生きやすいのでオススメです。

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

毎回ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:ジョブ型雇用 】

「ジョブ型雇用」と「メンバーシップ型雇用」という言葉が、たまにニュースで飛び交っています(あんまりニュース見ないので、よく知りませんが)。

「ジョブ型雇用」とは、「仕事に人をあてがう」もので、「メンバーシップ型雇用」は、「人に仕事をあてがう」もの(らしい)です。

よくわかりませんが、要は、仕事が先にあるか、人が先にあるかの違いだと思います。

ただ、よくよく考えれば、仕事が先に決まっています。

例えば、僕がレストランを営んでいるとしましょう。経営者である僕は、レストランの運営に必要な人材を雇用しなければなりません。レストランに必要な人材は、普通に考えれば、コックさんと、料理をサーブするホールスタッフです。仕入担当者を自前で雇ってもいいかもしれませんが、お店が小さいなら、コックさんが仕入れを担当することだってあるでしょう。お店が広いなら、もう1人コックさんが必要になったり、もっとホールスタッフを雇ったりする必要もあるでしょう。

いろいろ書きましたが、こういうふうに考えること自体が、「仕事が先にある」を前提にしています。

万が一にも、「人」が先で、「この人にどんな仕事ができるか?」なんて考えません。「レストラン」という仕事がまずあって、そのレストランにふさわしい料理を調理できるコックさんを雇用し、迅速に料理をサーブしたりお客さん対応できたりする人材をホールスタッフとして雇用するのです。

間違っても、ある人が存在して、その人に、無理くり「コックさん」や「ホールスタッフ」という仕事をあてがったりはしません。

僕らは資本主義の世界に生きていて、クオリティの低いサービスや商品は、問答無用で淘汰されます。そんな世界に生きているのに、「人に仕事をあてがう」なんてことやってたら、生き残れるわけありません。

とはいえ、日本では、今だに、「人に仕事をあてがう」という勘違いが横行しています。どうして、それで成り立つかというと、会社は、かつての「イエ」そのもので、滅私奉公する対象なのです。

何者でもない自分に仕事をあてがってくれて、その会社に「正社員」としての地位を与えられ、その「正社員」を守り抜くために滅私奉公し、その対価として給与をいただく。必死で滅私奉公するから、曲がりなりにも仕事ができるようになります。

日本の「会社」という組織は、資本主義社会で営利を目指すという本来の目的を逸脱してしまっています。目的を逸脱した結果、学校という居場所を失わざるを得なくなった大人たちに、滅私奉公と引き換えに給与と居場所を与えてくれる存在となっています。

こういった「会社」を隠れ蓑にした「現代のイエ制度」は、近年はだいぶ崩壊しつつあると思います。ただ、解雇規制は残っているので、まだまだ途上です。

というか、解雇規制が法律上残っているので、「イエ制度」のままです。解雇規制が改正されないのは、(皮肉ですが)日本人のほとんどが、会社に定年まで監禁されることを望んでいるわけです。

でも、「弁護士」という資格を持っていると、それなりに、いろんな雇用(求人)がある気がします。そして、「弁護士」として、スキルや経験を生かした業務のみを求められるので、「人に仕事をあてがう」なんてことはありません。

知らない法律分野は、もちろんたくさんありますが、知らない法律であっても、正面からぶつかって格闘して、少しずつスキルを積めるようになるのも、弁護士が誇れる能力の1つです。

「弁護士」という資格は、この資格にしがみつき、しゃぶり尽くし倒すだけの価値が、どうやらあるような気がしています。

弁護士であれば、「人に無理くり仕事をあてがう」というメンバーシップ型雇用から軸足を抜きつつも、それなりにたくさん求人が出ているからです。

弁護士は、今でも、独立して事務所を持とうとする志向が根強いですが、僕は、あんまり独立を目指していません。売上に責任を負いたくありませんし、そもそも、独立しなくったって、収入は悪くありません。

独立しないまま働くと、そりゃあ、ブラック事務所に入ってしまうリスクもあるでしょうが、そんな事務所は、さっさとやめればいいですし、最初から入所しなければいいと思います。

やっぱり、「弁護士ってオススメ」です。ジョブ型雇用で、資格とスキルと経験を生かしながら、いろんな会社(事務所)で働いて、キャリアアップすることができます。日本にいながら、アメリカのようなキャリアアップができます(うまくやれば、ですが)。

そして、誰も雇ってくれなくなったら、開業してもいいです。責任は非常に重たい仕事なのは間違いないですが、だからこそ、できる範囲で仕事量をセーブして、確かなクオリティを出していけば、ほそぼそと、お客さんは途絶えないような気がします。

そのためにも、生活レベルを上げたらダメですね。まあ、日本には安くて美味しい食べ物があふれていますし、食べ物以外の日用品も本当に安いので、「普通の生活」を営んでいれば、生活費は安く抑えられるはずです。

僕自身は、あんまり贅沢に興味がありませんが、そもそも、「弁護士」という仕事は、自分の手を動かして売上につなげるものですから、収入には、どうしても上限があります。

単価を上げることはできますが、結局は、単価×労働時間=収入、という世界です。

スターウォーズやハリーポッターのような、売上が将来に向かって永久に増え続けるようなシロモノではありません。だから、弁護士の収入なんて、たかが知れています。

だからこそ、「結局は、普通の生活しか営めない」ということを肝に銘じて、普通の生活を普通に営んでいこうと思います。

そして、適宜転職を繰り返して、スキルや経験を蓄積し、「弁護士」として求められる人材になりたいです。「あ、弁護士として求められているな」と実感できれば、安泰です。

身体の健康にさえ気遣っていれば、仕事を続けられます。仕事を続けられれば、お金にも人間関係にも困りません。そんな生き方を、目指していきます。

それではまた次回!・・・↓

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