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Turning Point オペラ招聘

サントリーホールでアルバイトを続けていたときに、
レコード会社でイベント担当してくれる人が欲しいと紹介があって、
レコード会社に契約社員として就職した。

アーティストのマネージャー兼レコーディングのディレクターという2足の草鞋を履きながら、
勤務を続けていた。

その会社も契約期間で満了になってしまったのですが、
そこで知り合った方から、
芸能事務所のイベント担当の仕事を紹介してもらい、
そこでオペラの招聘をすることになった。

芸能事務所でオペラ?

芸能事務所でオペラ??
と思われたかもしれませんが、
本当にやりました。
ただ、クラシック音楽に精通しているメンバーはいません。

メディアやクラシック音楽事務所と実行委員会形式で、運営をしていた。

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ローマとの行き来

ローマだけでなくミラノなど頻繁に行くことになった。
片言のイタリア語しか話せなかったが、
さらに片言の英語も使いながら
何度か段取りをつけていた。

ただ、あまりの忙しさに、1年のうち1ヶ月半分くらいはイタリアにいたにもかかわらず、
ジェラートすら食べる余裕はなかった。

もちろん、ピザやパスタは山ほど食べた。

もちろんオペラもオペラハウスで沢山観られた。

幕は上がる

イタリア人とは、サントリーホールの公演で一緒に仕事をしたことがあったが、
驚かされることがオペラ招聘では多かった。

1番びっくりしたのは、仕事のスピード。

日本人は真面目だからか
締め切りに向かって、しっかり計画を立て
進捗通りに進んでいるかきちっと検証する。

石橋は叩いて渡る

イタリア人は、経験のあることは、
どこから気合を入れれば良いのか分かっているので、
そこまではスローペースで作業を進める。

良く、遅れてるから急いで!
と言っていたけど、決まって
「それは明日明日! 大丈夫。幕は上がるから。」
とみんなが言っていた。

私は心配でたまらなかったけど
そう。幕は開きました。無事に。

終演後に、「言っただろ?」と
自慢げに言われた。

そう。イタリア人は石橋は叩かない
いつも渡れるんだから、いつもと同じように渡る。
もし、崩れたら直せばいい。
とでも言えばいいのだろうか。

でも、最初からペースあげてれば、
もっと早くリハーサルできたのにと
今でも思う。

いろんな心労が重なって、当時の彼女(のちの妻)に
死にたいと漏らしていたようです。
全く記憶にないのですが.....

仕事の進め方

この時には、必死すぎて、考えもしなかったのですが、
自分一人でできる仕事はないのだから、
相手にいかに気持ちよく仕事をしてもらうか。
を考えないと、自分の思っているペースには引き込めない。

当時の私は明らかに若僧だったし、
経験も少なかった。
毎日オペラを現地でこなしてきたスタッフにとっては、
日常だったに違いない。
私が彼らのペースに乗せられていたのだと思う。

相手を良く知ること。

これに尽きる。

業務は下ろすではない

私は新たらしく、自分のチームができると
自分は課長という係をやっているに過ぎない
という話と
私に任せられた業務をチームの皆さんに手伝ってもらっている
という話をしている。

オペラの招聘の時は本当に係に過ぎなかった。
偉くもないのに、実行委員会の中心にいた。

学級委員という役割は、あくまでクラスを代表する役割であって、えらいわけではない。
学級委員だって係の一つ。
いきもの係だって、給食当番だって同じ。
あくまでも役割。
役割としてお願いしたりすることはあるだろうけど、
同じ業務やプロジェクトを進める上では、同じ仲間。
対等でありたいと思っている。

また、私の会社は受託業務がほとんど。
私が担当する拠点で、クライアントから
「ルイージさんに〇〇と××の仕事をお願いしたい」と頼まれた。
でも私1人では、全部やりきれない。
なので、私の仕事を手伝ってもらうために
Aさんには〇〇を
Bさんには××を
お願いすることにした。

お願いするからには、AさんやBさんが、
つまづいたり、わからないことに関しては
率先してこちらも手助けする。
進捗の確認もする(投げっぱなしにはしない)。

下ろしているのではなく、手伝ってもらっている。

こう思っていると。

部下に仕事を頼んだのに、やってなかったから送れました。
という言い訳を聞いたことがあった。
たしかに頼んだのかもしれない。
でも、その仕事は、部下にではなく、あなたに頼んだのだから、
部下ができなかったのは、部下の責任ではないのです。

私も大好きな銀行が舞台のドラマでは
部下(子会社)の手柄は上司(親会社)のもの
上司(親会社)の失敗は部下(子会社)の責任

なんて言葉がありましたが、
本当はそうではないのです。

部下の手柄は上司のサポートあってこそ
上司の失敗は部下との信頼関係の表れ

であり、

上司の手柄は部下の頑張り
部下の失敗は上司の責任

であること。

自分でも忘れがちになってしまうので、
改めて文字化して心に刻もう。

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