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【プロジェクト・ヘイル・メアリー】読書感想文:宇宙二人ぼっち

★★★★★
同じ作者アンディ・ウィアーの『火星の人』は、『オデッセイ』とかいう何を表しているのかわからないタイトルで映画になり、宇宙ひとりぼっちって言われていたけれど、新作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』では、ほぼ同じテイストで、しかも、仲間ができる。

『火星の人』はユーモアにあふれた素敵な文章で大好きだった。本屋さんで三割程度立ち読みして、結局買って帰った。元々、本にするつもりじゃなくてWEB小説として無料で公開していた、という事情もあるだろう。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、商業小説家として書いたもので、『火星の人』の文章ほどの遊びはない。

ただ、内容は、自分一人が生還すれば良かった『火星の人』よりも壮大で、複雑になっている。

映画は2024年から撮影らしい。
この小説、初めはコールドスリープから目覚めたものの何も覚えていない状態からスタートし、次第に記憶を取り戻していくのだけれど、この映画化の記事はそれを無視して、記憶を取り戻した後にわかる事情を、映画の紹介として書いているので、これから小説を読む人にはネタバレだな、、



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