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虫垂炎になりました


2/11
日曜日午後、父の送迎で運転していたとき、何となく下腹部が痛かった。
腹部全体に波及するような痛みで、排卵痛にも似ていた。よくわからないので
早々に帰宅し、鎮痛剤を飲んで寝ていた。

そのあと、今度は夫の送迎。イベントは成功したようす。さっきまで腹痛があったけど
収まったんだよ、って話しながら帰宅した。
3人の夕飯を簡単に済ませるために、迎えに行く前に焼きそばを作っていた。
息子と夫は文句言わず食べてくれて、そのあとゆっくり自分の夕飯を食べることにした。

いつものコーンスープ、大好きなのに食べきれなかった。
今日は運動が足りなかったか、寝ていたから、、おなか減っていないのに週末はいつも食べすぎてしまう

昨日特売で買った刺身の残りと、知人のレストランで頂いたパテを頂いて、
夕飯終了。おなかは苦しくて、おいしいのに、おいしいと思えなかった。膨満感が続いていたが
沢山動いて消費しようと思い家事をする。

片づけを済ませて、自分も準備就寝準備をした

いつも通り寝て、23時ごろ腹痛で起きる。
激しい痛み、立っていられないので這ってトイレまで行く。コーラック飲んでいるからいつものように下痢。
これはいつも通り。コーラックは癖になっていけないと思う。

何とか布団に戻ってきたが、とにかく身もだえるくらい痛い。
陣痛みたいだった。
何の痛みかわからないし、突然のことでパニック。芋虫のように身もだえ、転げまわった。

夫に救急車を呼んでもらうように伝えた。
一回かけたら、自分で連れてこられるか聞かれた。

もうダメ、ほんとに、すぐに誰かに痛みを取り去ってほしかった
歩けない、もう息の根止めてほしかった。

救急外来ダイヤルを案内されたが繋がらず、結局、救急車を呼ぶことにした。
救急隊が来る頃には過呼吸になっていて手足が痺れていた。寒いし、体も震えるし、本当に死ぬのかなぁと思った

やっと担架に乗せてもらい、救急車に乗れた。
受け入れ先がなかなか見つからなかったが15分くらいして、見つけてくれたようで、車は発車した。
救急外来について、医師の診察を受ける。

痛み止めの点滴をして、CTを撮ってもらった。
重篤な疾患は認められないとのことで、「急性胃腸炎」との診断で帰宅。夜中3時。

そのまま、夫と子供たちと再入眠する。母が来て子供たちを見てくれていた。
いつも本当にありがとう。

2/12

翌朝、痛みは引いたが歩けないくらい右下腹部が引き攣れるような痛みがあった
相変わらず張って歩いていた
とにかく、寝ていた。

祝日だし、市販の鎮痛薬でなんとかやり過ごす。

2/13
痛みが引かないし、熱も高いのでかかりつけ医受診。
問診のみの診察だったから、胃腸炎の薬をもらって帰宅。痛み止めでなんとかやり過ごす。

夕方、救急外来の医師から電話。昨日見たCTを他の医者と見たらやっぱり虫垂炎の疑いが強いとのことで明朝、再受診することになった。
バレンタインだから、裕ちゃんに日本酒ボンボンを渡す。ぱくぱく、もぐもぐ。
どうして、おいしそうに食べてほしいと思うのだろう。好きであげたのに、あげた後はその人のものなのに、食べ終えるときまで
そのものの帰結先を自分が決めたい欲望はどこから来るんだろう
こういうのやめたいな

2/14
内科で午前中いっぱいかかり、やはり炎症反応が強いし虫垂炎の疑いがとても高いから外科に回ってください、と言われる。
いつも思うし当たり前だけど、待ってもいいけど待ち時間が表示されないことがイライラや焦りを生じる。
「いつまで待てばいいのか」がわかると安心する。待たせてごめんなさい、とか、しんどいですよね、とか
わかってるけどそういう当たり前の言葉がけがすごく癒されたりした。
しっかりと名前を呼んでくれたりするのも。

医師は、専門外だと断定を避ける。どこまで行っても「かもしれないけどわからない」という。
病名が確定しない状態で、体の調子も悪い時に、あいまいな言い回しをされると、どうしても寂しさを感じてしまう。
かといって、その場で根拠がないのにダイジョブ

このような当たり前のことを淡々とやることが、信頼につながる。
信頼関係があると、少し対応に違和感があったとしても、コミュニケーションを取ろうと思う。

午後、外科の先生に診てもらった。

虫垂だけでなく、痛みの強さや、響き具合からみて虫垂以外にも炎症が拡がっていること
虫垂の入り口に糞石という便のかずみたいのが詰まっている。このまま炎症が続くと、肥大して
穴が開き、腸の中に流れ出してしまい症状が悪化する

治療方法としては、
点滴による抗生剤と補水液を投与・絶食して様子観察。炎症が落ち着くまで待つ。
臓器を切除しないから、今後再発の可能性はあり。退院後、外来によるフォロー&落ち着いたら虫垂を切除する手術を行う

それか、すぐに手術をする

おなかが痛かったので、疲れていたし判断力も鈍っていたので、とりあえず怖いし手術はやめておいた

こういう時、リスクとリターンをわかりやすく絵で伝えてもらえるとよかった
先生の話を文字起こししたけど、録音のほうがよかった

一度帰宅し、入院準備をして再出発。
母と父に子供を託し、病院へ向かった。

夫に、「怖い?」と聞かれた。
怖いのかなぁ、でも同時に自分の体がどのようになってるのか、ここから生還できるのか
少しわくわくした

しばらく食べられないけど、おなか痛いしいいかと。
初めての病気での入院。
でもきっと死なないから、早く退院したい

入院して辛かったことは、やはり制約が多いこと。
あといろんなものが共同なので、何となく汚そうなこと。でも、普段気にしすぎだから、いつもと違う空間に身を置くことは
たまにはよいと思う。家が恋しい。
おなかは痛いので、座ったり寝返りを打ったりするのがとてもしんどい

アマゾンプライムやNHKオンデマンドを見て過ごす
本を持ってきたけど、読む気になれない
ハンチバックの著者のことを思い出す本が重いし、体勢がきついと読んでいられない

暗い気持ちになるものも読みたくない。

ヒットだったのは、『ドーナツ・キング』
カンボジア人のテッド・ノイが難民となってアメリカにわたり、ドーナツ王と呼ばれるようになるまでの栄光と挫折のドキュメンタリー。
淡々と進む話、成り上がりの不屈の精神を持ちながら、いつもへらへら笑っているように見える、起伏がないけど人生頑張ろうと思える映画だった

『The Taste of Nature 世界で一番おいしいチョコレートのつくり方』
も野生のカカオ探し行くとことか、とれたてのカカオ豆を食べるところのシーンが好きだった。
秘境に見つけに行くのが、カカオ豆っていうところがよかった
実際中目黒にお店があるから、今度行ってみよう

料理やお菓子作りの映像、見ていて楽しいから好きだった
自分が食べるより、作る方が楽しい、人にやってあげるのが好き

NHKドキュメント72時間
『アフガニスタン食堂から』もよかった
国は何もしてくれない何かしたい。自分が大変でも。自分のためだけに生きていても、幸せにはなれない
人種なんて関係ない。と語る男性の姿、かっこよかった。

『チョイ悪3つ星シェフたちの爆笑旅』も笑えたし、映像もきれいだし、おいしそうだし、見てて楽しかった

看護師さんの対応がどうしても目についたり、他の患者さんの寝息や痰の音とか独り言が気になってしまって、
やることがないので裕ちゃんに家のこと指図して切れさせてしまったり、、
相変わらず、やらかしている

田中みな実さんのドキュメンタリーを見て、私も、求められるままにまずやってみて、めんどくさくてもやれるだけのことはやろうと思った
そしてもっと美容を好きになった
神崎さんのも見た
仕事でいうこと、うそをつかない事、その時その時で、確実なことを伝えること。
子どもはいいわけじゃない神崎さんだってやっている

私も頑張ろうと思った
仕事ができるなんで幸せだって。
母や裕ちゃんにもっともっと感謝しなきゃ。子供にも、いつも元気でいてくれてありがとう

こういう制約のある環境にいると、自分の悪い部分がよく目立つ。
他人のあらさがし、自分はみんなと違う、みたいな選民意識。婚外や、結婚や、出産・子育て、この入院の体験。
当事者になって初めて見えるものが沢山ある
なんかついてないときは、調子に乗っているときだから立ち止まって考えようっていうサインかもしれない
でも、、、過度な意味づけはしないようにする

『なぜ私だけが苦しむのか 現代のヨブ記』
には、なにかよくないことが起きたときは、つい、因果関係を結び付けがちだと。だから、報いとか罪の意識で
辛いことがもっとつらいものになってしまいかねない。人間は良くも悪くも物事に必ず意味を持たせようとする。
その状況に怒ることで、自分を責めないようにしていこう、怒りや悲しみは、抑圧しないで開放する。
それは、他人の場合も一緒。アドバイスはいらなくてとにかくそばにいて共感すること。否定しないで聞くこと。
誰もが、悲しみを味わっている。人と比べたりするものではない

私はストレスに弱い。
弱いから、メンタルやられるような、傷をえぐるようなことはもうしないようにしよう

最近止めたいことリストに追加
・偏見をやめたい。自分と違う人も分け隔てなくできるだけ尊重できるようになりたい。まずは家族に、「まずニコニコする、受け入れる」
・否定から入るのをやめたい。「うん、どうした?聞かせて」と言えるようになりたい
・余裕を持ちたい、余裕がないと、いつかつけが来る

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