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ドイツ詩を訳してみる

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2019年7月の記事一覧

クロップシュトック「薔薇のリボン」(ドイツ詩を訳してみる 10)

Friedrich Gottlieb Klopstock, Das Rosenband (1762)

春の日かげで見つけたその子に
ぼくは薔薇のリボンを結んだ。
その子は気づかずまどろんでいた。

ぼくがその子を一目見ると、
ぼくとその子の人生が結ばれた。
ぼくはそれを悟った、頭ではなく心で。

ぼくがその子に言葉なくささやいて
薔薇のリボンをかすかに鳴らすと、
その子はまどろみから目を覚ました

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