国内某有名女性ピアニストの曲を母に聞かせてみた。
彗星のようにデビューした若い女性ピアニストだ。(よくストリートピアノを弾いている)。
彼女の演奏を聴いた後の、私と母との会話を紹介してみる。

母)
あんまりいいピアノ使ってないの？
私)いや、最高級だと思うよ。
母)なんかあんまり感動しない。

素人の耳って凄いね。
私も同じこと思ってた。

確かに彼女のテクニックはすごい。
だけど、叙情的とは程遠い。眠気覚ましにはちょうどいいけれど、しっとりと時間を過ごすのには、全くもって向いていない。

派手なもの、激しいもの、目立つものは、人目をひきやすく、流行になり易い。

けれど、流行っている物が全ていいわけでも、必ずしも人を感動させるわけじゃない。

私は、悩みや挫折や苦しみを経験した魂から出る音の方が好きなんだ。

もっと多くの人に気づいて欲しいな、音楽の中にある精神性。