LUMITANizaki

現代魔女術実践家。2010年自己参入。 2013年現代縄文魔女術実践集団UPHYCA結…

LUMITANizaki

現代魔女術実践家。2010年自己参入。 2013年現代縄文魔女術実践集団UPHYCA結成。

マガジン

  • エコをコソコソするマガジン

    Clubhouseで週一開催しているエコをコソコソはなす場所のメモや資料をまとめて置く場所。

  • 着物を着たのはエコだから

    着物を着ることにした。エコだから。 2020/8〜毎日着物生活開始。

  • ミシュレ『魔女』読書メモ

    ミシュレの『魔女』からの引用をまとめておく場所です。

  • 翻訳(というか意訳)

    現代魔女術関係の翻訳資料をまとめている場所です。英語スキル低いので、ほぼ意訳です。 おてやわらかに。

最近の記事

スターホーク『The Last Wild Witch』を訳してみた

※子どもたちへの読み聞かせに、どうぞ自由にお使いください。転載、コピー、配布する場合は必ず無料で。そして一言お声がけ下さい。 『さいごの魔女 The Last Wild Witch 』 すべてがキチンと、ととのった、ある世界の片隅にキチント町がありました。 キチント町は、きめごとだらけ。 あらゆるどんなことだって、良いと悪いの、そのふたつ。 そしてだれもがきめごとを、疑うことなく従って、キチンと生きていたのです。 たぶんね。 さて、キチント町の端っこに、魔法の森

    • 『ゆいはらひ』とは

      『ゆいはらひ』とは、現代魔女の私が思いつきで作った、祈りとしての異時多発ゴミ拾いの会。 ベースになる場所はない。 私は和歌山に住んでいるから、ひとりで和歌山の浜辺でゴミを拾う。 もしもあなたがこの会に賛同してくれるなら、あなたはあなたの暮らす土地や、大事に思っている場所で黙々とゴミを拾って欲しい。 ゴミ拾いと祈りになんの関係があるっていうのさと言う人は、とりあえずきいておくれ。 プラスチックの原料は石油だというのはみんな知ってると思う。 この石油というのは、一億年くらい

      • 水のように纏う記号、消費する「誰か」、どうでもいい私。

        服は、自分を定義づける記号のひとつ。 自分で自分をコントロールする魔法の手段の一つでもあるし、出会う人に働きかける手段にもなる。 私はこういう世界を生きてて、こんなものを素敵だと思ってる、こういう身体的機能が備わっている(というていで今ここでは過ごしています)のでひとつよろしくと、なにひとつ語らずとも概要を把握してもらえる便利な道具だ。 10代から20代前半はアバズレな感じに憧れていたので、露出多めで強い服装を好んで着はじめた。そしたら制服であれだけ遭遇していた痴漢の類いに

        • 赤褌の私には、着たい服がない。

          着たい服がない。 駅にもスーパーにも通販サイトにも、目につくあらゆるところに服服服。 家の中だって、玄関にも寝室にもリビングにも、春夏秋冬対応できるいろんな種類の服服服。 私の目にするあらゆる世界には服が溢れているはずなのに、着たい服はどこにもない。 ある時期から、そんなふうに思うようになった。 何を着るかという選択は、自分を何と定義するかと直結してると思ってる。ここでいう「着る」はコスチューム的な限定的に纏う衣装で瞬間的に意識を変容させるような意味ではなくて、パンツ

        スターホーク『The Last Wild Witch』を訳してみた

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        記事

          ミシュレ『魔女』第一の書より

          ”何人かの著者が断言することによれば、キリスト教の勝利のわずか前に神秘的な一世がエーゲ海の海の岸の上にひびきわたって、「大いなるパンは死せり」と言ったという。「自然」という古代の、普遍の神はその生命を終えたのである。大いなる歓びであった。人々はこう想像した、「自然」が死んだからには、試練もまた死んだのだ、と。” "キリスト教を記念する初期の書物を調べてみると、その一行一行に「自然」がやがて消えて無くなり、生命はその炎を消し、ついに人びとは世界のおわりに近くという希望が見出さ

          ミシュレ『魔女』第一の書より

          ミシュレ『魔女』序の章より

          『アラディアもしくは魔女の福音』のリーランドに大きな影響を及ぼした歴史家ミシュレの『魔女』をぼちぼち読みながら、気になったところを書き出しておく場所です。 ”「『自然』が彼女たちを魔女にした。」ー魔女とは「女性」に固有の「精髄」とその気質なのである。女性は「妖精」として生まれる。規則正しく反復される気分の高揚を通じて、女性はシビュラである。愛によって、彼女は「女魔法使い」である。固有の繊細さ、悪戯気をつうじて、女性は「魔女」であり、ひとに幸運をさずけ、すくなくとも様々の悩み

          ミシュレ『魔女』序の章より

          ドリーンバリアンテのスクライングの呪文

          半夜(はんや)の月は銀円(しろがねまどか) 降(ふ)り注ぎますは魔女の時 影に描くは浮世(うきよ)に幸(さきは)ひ この囁きに 蠱(まじこ)り蠱(まじこ)り 異(こと)なる瞳 賜(たまわ)り賜(たまわ)り 【原文】 Round of silver shining bright, As the moon at still midnight, When the witching hour has struck, Shadows show of life and luck.

          ドリーンバリアンテのスクライングの呪文

          ドリーンバリアンテの石占いの呪文

          魔女の集(つ)む 十三石(じゅうそうせき)の むすぶ術(わざ) 火土風水(ひつちかぜみず) 古き名の下(もと) あだ あだ いお あだ ぢあ 【原文】 Witches’ garter, bind the spell. Thirteen stones, the truth foretell. Earth and water, wind and flame, Magic in the Old One’s name! ADA ADA IO ADA DIA

          ドリーンバリアンテの石占いの呪文

          Witch’s Ballad by Doreen Valiente ドリーンバリアンテの魔女のバラード

          わたしはみたの まちのはずれの よるのしじまに まんだらけ おりこうさんは みみをふさいで わたしはみたの わたしはきいた わたしはきいたの まよなかのこと さびれたおかの いただきで やみよにひびく つのぶえの ふるきしらべを わたしはきいた わたしはみたの もえるほのおを ひかりかがやく まほうのつるぎを つのあるものを サバトのあるじを こころのまなこは たしかにみたの ワインをあおり パンをわり くちにしたのよ なのもとに ふるきあるじの なのもとに わをつくり

          Witch’s Ballad by Doreen Valiente ドリーンバリアンテの魔女のバラード

          「新アラディアの充填」The charge of the new Aradia by Laura Tempest zakroff(意訳)

          世とおぼえとが はぐれしときも かがやく真昼も、月欠く宵も 良きも悪しきも、しかるべきとき 強き力は、火を灯す 根をば降ろせよ 手を挙げよ 杖に大鍋 熊手、小刀 羽織りに角と 女の語りの力もて 強きこころよ、いざ呼ばん こころの眼(まなこ)に 甘き血潮に 築けよ砦、知の砦 さては時を、見果(みおお)せよ 我らがこころのたてる道 護り導き 集いよ続け 街にも森にも 集いよ続け 気づけ!いまこそ、その声に すべての魔女よ、いざ集わん 我らの誠(まこと)を宣る声は かの楼(

          「新アラディアの充填」The charge of the new Aradia by Laura Tempest zakroff(意訳)

          Witches’ Chant

          くらがりの夜にかがやく月よ きけよ 我らが魔女のささやき 東に南に西に北 いまここきたりて よびださん 海と大地のちからもて 我らの声に いまこたえん ワンドにアサメイ、ペンタクル 我らのことばに 耳傾けよ カードに香炉に、鞭に剣 己がその身に生命をやどせ 魔女の刃よそのちから 来たれ、務めを証すべく 高みの妃に 奈落の妃 汝が力もて呪文を満たせ 角ある夜の狩り人よ 魔法の式もて我らが意志なせ 海と大地のちからもて かくあれかしと我ら宣らん 日月のかがやくちからもて 我

          Witches’ Chant

          アラディアの福音より(意訳)

          【意訳】 私はいなくなるけれど なにかあったら いつでもよんで 月みちるとき ひと月ごとに ばしょは荒地か 森がいい さぁ 祈りましょう はじめのひめに その名はダイアナ おおいなる 私のすてきなおかあさま どれだけ魔法を学んでも みえないほんとの ふかみのひみつ おかあさまなら 教えてくれる そしてあなたを ときはなつ もはやあなたは しばられない だれにも なににも しばられない そのしるしに 裸になって あなたをいじめる 悪い子が 死ぬその日まで 踊りましょ

          アラディアの福音より(意訳)