ラブリー❤︎なピンク

画像1 このピンク色のケーキの箱。この幸福感はなんだろう。色彩がとても綺麗なウェス・アンダーソンのグランド・ブタペスト・ホテルという映画。何度か見に行った。この色彩に埋もれたら、幸せな気分だ。
画像2 優しい気持ちにさせるベビーピンクは、下からグラデーションになっている。中にはシニカルな登場人物がいたりして、この中でどんなドラマが繰り広げられるのか、ワクワクさせる。
画像3 当時、ここに出てくるケーキを再現したお店があったっけ。ゆるく作られている感じもいい。形がそろっていない「おにぎり」の温かさみたいなものを感じる。それは、似ているようで「この世にひとつしかない」という意味で。
画像4 『映画を作るというのは、混沌を整頓しようとしながら、同時に新しい混沌を生み出してしまうことなのです。』そして表現されたのが「美しい混沌」であったりするのが素敵だ。私は、物がたくさんありすぎると落ち着かない質ではあるが、整理整頓されていないけれども、その人らしさがあって、好きなものだけに囲まれている空間を見るのが好きだ。好きなものだけが美しく積み上げられているという光景は、世界観を表現するだけでなく、「物」それぞれに、また違った意味を持たせるような気がするから。

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映画感想文

書くこと、描くことを続けていきたいと思います。