ピルを使用してもう2年近くになる
私はかつてピル反対派だった。
生理という自然現象をコントロールするなんて
けしからん！なんて思ってた。

ただ私の場合生理前になると急に風邪を引いたような症状が出る。
体が熱っぽくなり頭がぼーっとして
偏頭痛を起こして寒気がする。
からの腰に激痛が走ったとおもったら生理だった

みたいな流れ。
だから世の中の女性みんなが言ってる"生理痛"
ってこれなのか！
と思って我慢してた。

そしたら2年半前に子宮頸がん検診で引っかかり
産婦人科に再検査したところ、卵巣にも異常が見つかり
「チョコレートだねぇ大変だったでしょ」
て言われてなんだろうと思ったら私が思ってた生理痛はチョコレート嚢胞による激痛でありそれは生理痛ではなく子宮内膜症やゼッケン困難症と言われてるものだよ。

と説明を受けた。
じゃ、あの激痛はみんな体験してるものではなかったのか..と初めて気づいた。
16歳の時に生理がきてからずっと悩んでたことがまさか10年後にわかるとは。

さらにその先生は
「現代の女性の生理が重かったり生理痛なのは女性の社会進出も要因の一つなんだよ。
かつて女性というのは家にいて男性よりも身体的なストレスを受けずに家で家事や掃除をしてたわけでしょ。でも今の女性って会社で一生懸命働いて男性と同じように仕事をしてるから女性にとってはすごくストレスなの。
じゃぁ昔みたいにみんな外で働くのはやめましょうとはできないから仕方ないんだけどね。
だって女性の体って少しストレスが加わるだけでおりものの色が変わったり、転職や引っ越しでもカンジタになることもあるのよ。女性と男性は体の作りが違うんだから同じように働いたところで女性にとっては身体的にも精神的にもストレスを男性より何倍も受けやすいの」

て言われて納得した。

だからそのストレスによって生理が重くなったり子宮頸がん検診で引っかかった方多いと思うんだけど、原因はウィルスなんだけど、風と一緒で免疫が弱ってるとそのウィルスを全面に受けやすいってことなの。
だから免疫があれば移らないってことね。

確かに私たちのお母さんの世代ってそんなに生理痛で悩んだていう話私たちの世代より少ない気がする...
とも思った。

私たちは現代に生きる限り、QOLをあげていくにはピルに頼っても良いと思うんだ。
どう？はじめて見ない？と言われて2年半ピルを使ってる。

けれどおかげさまで
チョコレート嚢胞のせいで体中に広がっていた血の塊がCTやエコーして小さくなったことが確認できた。

病気は回復してるし毎月の経血の量が本当に少なく
PMSというものもなく幸せに快適に過ごしてる(こればっかりは体質によって合う合わないあります)


ピルを勧めてるわけではないけど
変に頑固にならず考えてみるのはアリだと思う。
月一回の生理で自分の感情をコントロールできないとか
体の調子が悪すぎてもう何もやる気が出ない
とかなら検討してみても良いと思う。

私たちの生理が重いのは
現代における環境ストレスや女性の社会進出によって女性のほうが身体的なストレスが響きやしい


時に私たちはこういう"人工物"に頼らなきゃいけないと思う。
そして今、あるならば頼って良いと思う。

だってみんなも風邪引いて解熱剤は飲むし
歯の治療するときは麻酔は使うでしょ？
私は反対なので人生で一度も薬を飲んだことありませんって人はなかなかいないと思う。

年老いたら私たちも病院に行ったら血圧を下げる薬だったり足の痛みを緩和する薬だってもらうだろう。

現代を生きる私たちは医療や技術の進歩があるからこそ私たちは助けられたりしているわけである。だから必ずしも人工物や"自然"のものではないものを取り入れることは決して悪ではないと思います。