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#16 2023-24シーズン前半の振り返り

皆さんこんにちは!月咲です。
気がついたらホリデイシーズン!な、今日この頃ですが、シーズンの前半が終わり3週間ほどのホリデイブレイクで試合がないこのタイミングで、シーズン前半の振り返りをしたいと思います。まだシーズン半ばなのでどのくらいの密度で振り返るかは決めていませんが、振り返りの深さは、、、今から1時間の私次第です。笑 

少し前の話になりますが、大学に入った時、大学のリーグは毎週末2試合あるという環境が新鮮で楽しくて、気がついたらあっという間にシーズンが過ぎていました。今シーズンのフィンランドの現在所属しているリーグは、それを上回る試合数があります。9月から試合が始まって、気がついたら24試合もしていました。

マラソンのように毎週2試合ずつあって、毎試合チャンスがあって、そして練習もほぼ毎日、という環境が久しぶりで、楽しみながら、時には試行錯誤しながら、気がついたら12月になっていた、といった感じです。

毎回同じ調子、というわけでもなく、いい時もあれば、苦労する時もあって、自分の心の状態も、自信があって楽しみなこともあれば、不安で心配になる試合もありました。同じ試合でも、一度試合した相手とやる時も、その時の状態や状況によって自分の気持ちや勢いや調子が変わるのが、スポーツの深いところで面白いところだと思います。個人レベルでももちろんそうですが、チーム全体としても当てはまります。私たちのリーグには9チーム所属していて、各チームとレギュラーシーズン内で4試合ずつ行うのですが、同じチーム相手の4試合の中でも試合内容や優劣が変わって、スポーツの深さを実感します。

これだけ毎週試合があって、自分を観察する期間も長いと、自分にとってどんな時に調子がいいかやどういう状態の時は思い切ってプレーができているかも少しずつ掴めてきます。その中でも、「自分の心の状態」がいかにプレーに影響するか、を実感した24試合でした。メンタルメンタル、と、よく言われますが、どれだけ長くアイスホッケーをしていても、どれだけたくさん練習を積んでいようと、そこが一番キーと言えるほどその時の心の状態が試合のパフォーマンスに関係あり、かつ、一番難しい要素だと思います。

さて、今シーズン前半のダイジェストですが!シーズン初めに最初の5~6試合、コンスタントに試合に出場していましたが、シーズン第4週あたりの、自分的には「調子が良かった」と思ったある日の練習の後に、自分のポジションが他の選手に変えられていました。そこからプレー時間が少し減り、自分も、不安な気持ちを持ってプレーしている試合が10試合ほど続き。その間も「自分はポジションを取り返す」と思いつつも、気づかないうちに試合前のプレッシャーが大きくなっていて、週末はものすごくエネルギーを使っているように感じていました。それでも同じペースで毎日練習や試合があり、「絶対大丈夫」と思いつつも、どこで、どんなきっかけでまた元のポジションを奪い返すのかな、と思いながら過ごしていましたが、少しずつ練習内で調子を上げて、自信を取り戻しかけていきました。そんな時、コーチから「今週末の試合で、普段ベンチに入ってない子を1回だけ入れてあげたいから、1試合だけ下のリーグで試合に出てくれないか」と頼まれて。「調子が上がってきて、最近良いプレーをしているから、下のリーグで自分がいつもよりもっと試合をコントロールできるような経験を1回するのも良いと思うんだ」と。別に自分が悪いプレーをしているから、とか、下手だから、という理由で下のリーグに行かせられたわけではない、コーチはちゃんと見てくれている、と分かっていながらも、やはり凹まないわけではありません。ただ同時に、その週末がその後を左右するのではないか、これをどう受け取るかが大事になってくる、と直感的に感じていました。そして実際、これが、その後本当に上昇していくポイントになったのでした。

1日は少しモヤモヤしたまま考えましたが、「何をどう思っても、週末はくる。同じ速さで1日は来て同じ速さで過ぎるんだから、その1日も思い切って楽しんでプレーしたらいい。自分の1度きりの経験の連続なんだから毎日楽しもう」と開き直って、思いっきりプレーしました。自分の普段のチームの試合が終わった後、下のチームの試合もコーチは見にきてくれて、「明日の試合は出るからね」と言われ、次の試合はいつも通り出場。その次の週から、「楽しもう」マインドが引き継がれた私は、練習でもそれまでよりたくさんゴールを決めるようになり、プレーをコントロールするようになり、気がついたら取られたポジションも奪い返し、今までは使われていなかったパワープレーなどのスペシャルプレーの出場機会も増え、最後の数試合は得点に直接絡む機会も増やすことができました。「いつ」っていう明確なポイントはない。ドラマチックな展開もないけど、でも、少なくともその1回の試合で外されたことがきっかけになってメンタルが少し変わって、そしたらいろんなことも気がついたら変わっていて。約3ヶ月、24試合の間でも自分の技術や、チームのスタイルの中での自分の力の発揮の仕方、心のあり方が少しずつ変化していくのがリアルタイムで感じられて、そこで成長も感じられて、嬉しかったです。まだ不安になる時ももちろんあるけれど、それでも「もっとできる」「まだ上手くなれる」と思えていることに喜びを感じています。

ヨーロッパのアイスホッケーは、今まで慣れていた北米のスタイルとは少し違い、フィジカルでガツガツプレーする、というよりも個人の技術を中心に繋げていくといった感覚があります。練習もゲームが多いですが、みんないろんな技術を試しながらバトルしている感じがします。年が明けると残りレギュラーシーズンは8試合で、その後からプレーオフが始まります。まだまだ面白い試合がたくさん続くと思います。シーズン後半は、自分の大好きなスポーツを楽しむこと、これができていることへの感謝と初心を常に持って、臆することなくチャレンジして、もっと得点に絡む機会を増やしていきたいなと思っています。

ありがたいことに、フィンランドのいろんな試合に直接足を運んで応援してくださる方がたくさんいます。ホームゲームでは現地にいる日本人コミュニティの方が心強い応援をしにきてくださったり、遠征先まで応援にきて写真を撮ってくださる方や、ヘルシンキ近くの試合に仕事の出張を合わせて見にきてくださる方。最初にフィンランドに行った時は「こんにちは」「ありがとう」すら何と言うか分からない、いく地域には知人も誰もいない、そんな状態だったのに、こんなに遠い北欧の地でもいろんな人に応援していただいて支えられている暖かさに感謝と感動でいっぱいです。もっともっと、「楽しい」「元気が出た」と思ってもらえるような姿を見せられるように、後半戦も頑張ります!!!

そしていつも応援して支えてくださるスポンサー様。担当の方がいつも温かい言葉をかけてくださるのが力になっています。いつもありがとうございます!後半戦も、良い報告がたくさんできるように頑張ります!

そしてそしていつもSNSやnoteを通して日本から応援してくだるみなさん。「note読んだよ〜」とか、「頑張ってね」とか気にして声をかけてくださって、それが本当に本当に嬉しいです。自分かな、と思ったそこのあなた、あなたです。いつも本当にありがとうございます。

シーズン前半戦の振り返り、これにて!あっという間に年末になりました。みなさま今年も1年大変お世話になりました。来年も皆さまにとって素敵な1年になりますように。良いお年をお迎えください♡

月咲






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