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日本の伝統模様「麻の葉柄の飾り欄間」を玄関アートに

久しく使われていなかった夫の曽祖母の部屋に
目立つことなくひっそりと存在していた『麻の葉柄の飾り欄間』。

あまりに美しく繊細な紋様に一目惚れし、
沢山の方に見ていただきたいと考えた結果、

来客をお迎えする玄関アートに生まれ変わりました。

夜にはこの麻の葉柄をライトアップさせます。
背後から灯りをともして模様が美しく浮き出るよう、
親方にリクエストしました。

日本の価値ある伝統技術を活かしたいんです

麻の葉柄は古来から伝わる「日本の伝統模様」
意味:健康・成長・魔除け

麻の葉をあしらった図柄で麻柄ともいい、日本の伝統的な文様です。基本的な形は正六角形で幾何学的な形で、葉の形に似せるなど様々な種類があります。

平安時代には仏教の尊像の衣服の図柄に使われており、次第に普及し、江戸時代には着物の流行の図柄となり、赤子の産着としても定番の柄でもあります。

『鬼滅の刃』人喰いの鬼に変えられたヒロイン・竈門禰豆子もこの麻の葉柄の着物を着ていますね。

禰豆子の着物は「麻の葉柄」

麻の葉(あさのは)柄の意味

麻の葉は4ヶ月で4mにもなるほど成長が早く、真っ直ぐにグングン成長して行くため、麻の葉柄には子供の健やかな成長の願いが込められています。

また、「魔除け」の意味もあるそうです。

使用されていない母屋の一番隅の部屋にあり、
存在すら知らなかったこの飾り欄間。

夜になるとグラデーションがかった灯りは幻想的な
雰囲気に。

沢山の方の目に留まることで、
欄間も祖母も喜んでくれてる気がしています。

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