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新規事業立ち上げプロセス "THRUSTER"をVer2にアップデートして配信開始しました。

こんにちは、Growth Hack Studioの広岡です。

昨日、当社で開発している新規事業立ち上げプロセス "THRUSTER”(スラスター)を大幅にアップデートしVer2として配信開始しました。

これまでが新規事業開発の構造部分を平面でしか捉えられていなかったのに対して、今回のアップデートでは立体的に捉え言語化できたように思います。もう「いままでの"THRUSTER"は何だったのか?」と思うほど、まったく違う世界に行けた印象。

新規事業の立ち上げで困っている方いらっしゃいましたら、無料で配布しているの以下サイトからダウンロードしてみてください。

何らかの気付きは絶対ありますし、マネジメントプロセスとして機能するように構築してあるので、実務で使える手法としてもご活用頂けるかと思います。

またアップデートの背景などは以下プレスリリースに書いてあるので読んでみていただければ幸いです。

さて、せっかくのnoteなので最近の気づきと、今後のGrowth Hack Studioの方向性を少し言葉にしてみようと思います。

最近強く思うのは”スタートアップエコシステムを回す為に必要なケーパビリティはかなり出揃ってきた”ということ。資金面もそうですし、CxO的な人材、エコシステムからの出口であるIPOやM&Aまでのロードマップや資本政策に関する基本的な知識など、足りない部分はもちろんあるとは思いますが、これだけのスタートアップが回り成功事例も数多く出てくると解決方法に全くリーチできない問題ってそうそう発生しなくなっているんではないでしょうか?

唯一あるとするとシード期の前半事業モデルを探索しきれず、結果的に小さめな事業仮説でモデル化し投資してしまう問題がありますが、起業家がどんどん優秀になっていますし、エンジェル投資家も増えていますし、当社に限らず様々な方法論の言語化も益々進むと思うのでカイゼンはしていくのだと思います。

一方リリースにもありますが、とにかくデジタル化による競争環境変数の変化速度がやたら早くなっていて、気づくとコモディティ化し価格競争に突入していたり、またケースによって斜め上から大きなコンテキストが顕在化して、事業を通して解決している顧客の課題や事業の価値そのものが消滅するということが襲いかかってきます。コロナ問題は想定外とはいえこの不確実に対するマインドセットの構築は本当に重要な論点になってきたのは不幸中の幸いかなと感じています。

そして、この環境変化速度の論点で事業から企業という目線に変えて考えてみると、企業経営そのもの持続的に行うことは本当に難しくなってきたと言えます。

これはスタートアップエコシステムから出てきているニューエコノミーの企業も、古くから存在しているオールドエコノミーの企業も同じ状況と認識しています。

我々は、事業から利益を生み出し、その利益を関係者に分配し、関係者はその分配金を使ってプライベートで生活しています。すべては現在の経営マネジメントプロセスに持続性があることを前提で成立していました。

それが事業の寿命が短命になることで、元々構造的に存在していた問題がデジタル化によって顕在化させられたと捉えています。そして現状誰もその解決方法を知らない、すなわち現代はカオスな状態ということかと理解しています。

一方でこの問題に対して、企業はこれまでM&Aやオープンイノベーションといった方法を使いスタートアップエコシステムの取り込みに注力してきました。成長事業を外から取り込めれば解決できるという発想です。しかし実際には思うようにいかないケースを散見しています。この理由についての個人的に仮説のような理屈はあるのですが、言葉に落とすと長くなりそうなのでここでは触れませんw

代わりに現段階ので、当社のスタンスについて少し触れます。

当社はスタートアップエコシステムを取り込むという発想ではなく、スタートアップエコシステムから学ぶという発想で自社の価値開発を行っています。

既存事業がキャッシュカウである間に、次の成長事業を創出していく、いわゆる「両利きの経営」がこの問題に対する1つのアプローチです。しかし、どうやると既存事業の深耕とともに、新規事業の創出を行えるようになるのでしょうか?

この1つの切り口として当社が現在追ってるいるテーマが、新規事業創出のためのエコシステムを社内に構築するという取り組みです。まさにスタートアップエコシステムが次々とスタートアップを生み出し、一定の規模の事業に成長させているメカニズムから学びや着想をえて、企業の持つ制約条件を考慮したプロセスを実際のクライアント企業様も交えつつ構築していっています。

そして、その大元に当たるのが今回アップデートした新規事業立ち上げプロセス"THRUSTER"になります。いくら投資側の仕組みが上手く作れたとしても、事業立ち上げのマネジメントプロセスが担当者によるフリーハンド状態ではスタートアップ企業よりも制約の強い環境下新規事業の可能性を広げていくのは極めて困難です。

長くなりましたが、これが現状のGrowth Hack Studioの状況です。

是非、"THRUSTER"をダウンロードしてご活用頂き、事業の可能性をどんどん広げて頂ければ幸いです。

また、THRUSTER Ver 2の勉強会や解説記事も検討しておりますので、その際は別途Twitterなどで告知いたします。

@lup511115nをフォローお願いいたします。

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