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みんなと考えたい、生理と選手の話

こんにちは。メンタルアドバイザーの伊藤です。
タイトルを見て、ギョッとした方もいるかもしれません。今回は、女性選手(と指導者)について書きたいと思います。
先日の春日さんの素晴らしい記事から刺激を受けました。 

選手と指導者の関係性について、しみじみそのとおりだと感じました。
そこで、今日はまだリカオンズにいないですが(募集中!)、女子選手について、普段生理なんて知らない方も、身近な方にも読んで欲しいと思いました。

やはり指導者が選手に及ぼす影響は、とても大きいですよね。
大学に勤めていたころ(10年ほど前ですが)、長距離コーチをしている先生が「長距離は特に、中高で厳しすぎたり、管理され過ぎたりを経てきている子が多いから、大学に来る頃にはくたくたに煮込まれた野菜のようになっている」と言っていました。

料理であればやり直すだけで済みますが…

さらに、現在は減っていると良いのですが、体重や月経は「無いほど良い」という誤った風潮の強い競技種目もあります。
そんな中で育つ子は、その考えからなかなか抜け出せずに心身を苦しめてしまう場合もあります。
若い選手は、置かれた環境に適応することを大事にする場合があります。
そのため、中学、高校、大学と競技を続けるときに、各時期の指導者の知識や優先事項が異なっていると、振り回されてしまうことになります。
オリンピアンの新谷仁美さんは、こうした月経や体重に対する偏った風潮に疑問を持たれていたそうで、ご自身の生理の経験をSNSなどで発信されています。

今は他にも多くの著名な女性競技者の皆さんが、正しい月経やご自身の体験を発信されています。
こうした発信は、競技を頑張る選手だけでなく、指導者の方にとっても有益なものだと思います。

そしてさらに、月経周期が安定していても、選手は日々変化するホルモンの影響を受けます。
普段の自己管理にプラスして、月経周期が競技に及ぼす影響をコンディショニング…と考えると、個人に負担させるだけではない方が、選手にとっては安心できる環境になると思います。
少しずつかもしれないですが、みんなでアスリートセンタードの環境を作っていけることを期待しています!

健康な心身で競技生活を送りましょう!

私は、女性競技者の月経に対する心理的な側面を重視した支援方法について研究しているので、こうしたトピックがあるとどうしても熱が入ってしまいます💪笑
でもやはり、月経周期はコンディショニングやピーキングに影響を及ぼしますし、無月経は健康でいることに悪影響を及ぼします。
月経について知ること、選手の現在と未来を見通して関わることは本当に大切だと思います。

こうした話題に興味のある方、調査に協力するよという方がいらっしゃいましたら、ぜひリカオンズまでご連絡ください😊
最後までお読みいただきありがとうございました🌸


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