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リュディア書評

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記事一覧

書評 ガラスの天井を破る戦略人事――なぜジェンダー・ギャップは根強いのか、克服のための3つの視点

リュディアです。ガラスの天井を破る戦略人事――なぜジェンダー・ギャップは根強いのか、克服のための3つの視点を読みましたので感想です。

ガラスの天井という言葉をご存じですか?英語のglass ceilingの日本語訳です。職場で上位の役職へ出世する際に、人種、性別、出自など自分ではどうにもならない理由、つまり見えない天井で阻まれることを言います。

ただこの書籍にあるような考え方は転職が容易で人種

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書評 照子と瑠衣

リュディアです。照子と瑠衣を読みましたので感想です。

タイトルからしてテルマ&ルイーズへのオマージュなんでしょうね。現実離れしたストーリですが、元気なおばあちゃんを描いたファンタジーだと思えば楽しめます。軽い読み物としてどうぞ。

では、ごきげんよう。

書評 天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術まで

リュディアです。天野先生の「青色LEDの世界」 光る原理から最先端応用技術までを読みましたので感想です。

青色LEDの材料の1つである窒化ガリウムを中心として基礎から応用分野まで書かれています。すごく丁寧です。時間をかけて読めば高校の化学の授業が分かる程度のレベルで理解できるのではないですかね。ほんと、もったいないくらいの丁寧さで感謝です。よい本に出合えました。

では、ごきげんよう。

書評 元ヤクザ弁護士: ヤクザのバッジを外して、弁護士バッジをつけました

リュディアです。元ヤクザ弁護士: ヤクザのバッジを外して、弁護士バッジをつけましたを読みましたので感想です。

内容は驚きの連続でしたが、本当に奇跡のような人生を歩まれているのだと思いました。作り話と言われても驚かないくらいにすごい人生を送られています。もっとも印象に残っているのは、時間の観点で規則正しい生活が重要、ということでした。詳しくは本書をご覧ください。お勧めです。

では、ごきげんよう。

書評 アマテラスの暗号

リュディアです。マテラスアの暗号を読みましたので感想です。

ボリュームがありますが面白かったです。内容が濃いので少し時間がかかりました。個人的にはこの書籍にあるような観点から日本人やユダヤ人を捉えたことがなかったので、それだけでも得るものがありました。もちろん小説です。単なるミステリーというよりは歴史ミステリーと現在を絡めたミステリーが好きな方は面白いと思います。

では、ごきげんよう。

書評 和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかず

リュディアです。和食屋がこっそり教えるずるいほどに旨い鶏むねおかずを読みましたので感想です。

人気のある料理人の方の本ですね。私も料理が好きなのですが料理の本はあまり買いません。台所にたくさん本があっても仕方ないですし、たいがい1冊あってもそのなかの2品程度が安定したレパートリーになるだけで他は無駄になることが多いですから。

でもこの本は買った後、少なくとも5品くらいが我が家の定番になっていま

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書評 汝、星のごとく

リュディアです。汝、星のごとくを読みましたので感想です。

読み始めは私の苦手なタイプの本かな、と思いましたが、一気に最後まで駆け抜けた感じです。文体や描写が非常に綺麗で情景が目に浮かぶような感じで読み進めました。瀬戸内の綺麗な島で生活する高校生二人と、その周辺の人の物語と言えばいいのですかね。内容は書きませんが、お勧めします。

では、ごきげんよう。

書評 ゴーマニズム宣言SPECIALウクライナ戦争論

リュディアです。ゴーマニズム宣言SPECIALウクライナ戦争論を読みましたので感想です。

昔はゴーマニズム宣言を読んでいたのですが、あるときから読まなくなりました。私が小林よしのり氏の熱量についていけなくなったからかもしれません。

本書は私にとって10年ぶりくらいのゴーマニズム宣言でした。小林よしのり氏は相変わらず元気です。そして過激です。読むのにはパワーが必要ですがロシア、ウクライナの戦争が

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書評 イェール大学集中講義 思考の穴──わかっていても間違える全人類のための思考法

リュディアです。イェール大学集中講義 思考の穴──わかっていても間違える全人類のための思考法を読みましたので感想です。

大学の授業内容とどれくらい一致しているのかわからないのですが、最近のこの手の書籍はケーススタディが多い気がします。米国の大学がこのようになってきてるのでしょうか、あるいはケーススタディになっている方が書籍にしやすいとか。

基本的には思考の際にバイアスというか思い込みが入るので

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書評 イラスト図解 知っているようで知らない 国債のしくみ

リュディアです。イラスト図解 知っているようで知らない 国債のしくみを読みましたので感想です。

最近になってメディアの報道で日銀の動きが報道されることが多くなりました。基本は理解しているつもりでしたが、再度、国債や金利について確認しようと思い、本書を読みました。

内容は平易に書かれており理解しやすいです。ただ著者の想いが前面に出すぎている感じがします。もう少し淡々と書いてもらった方がよかったか

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書評 光のとこにいてね

リュディアです。光のとこにいてねを読みましたので感想です。

本屋大賞ノミネート作品です。タイトルも内容も本屋大賞でノミネートされそうね、という感じのものでした。こういうタイプの作品が好きな人には面白い本だと思います。私には正直微妙か感じでした。

では、ごきげんよう。

書評 学校のICT活用・GIGAスクール構想を支える ICT支援員

リュディアです。学校のICT活用・GIGAスクール構想を支える ICT支援員を読みましたので感想です。

私は10月にICT支援人能力認定試験を受けて合格したのですが、そのときに勉強の一環として読んだ本です。

ぶっちゃけた話、何のための本なのかよくわからないですし、認定試験にも役に立ちません。どこかの大学の先生か官僚が、学校の図書館に一冊ずつ置いてもらえること前提で書いたようななかなかの内容の書

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書評 思考技術 -「答えのないゲーム」を楽しむ-

リュディアです。思考技術 -「答えのないゲーム」を楽しむ-を読みましたので感想です。

ゲームとは書いてますが、現実世界で仕事の上で発生する議論、趣味の集まりの中で発生する議論など正解がない議論というか言い合いはあちこちで発生します。そのような状況、つまり答えがないものに対してどのようにアプローチしていくのかをステップをふんで説明しています。

面白かったですし自分にない視点を与えてくれましたが、

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書評 地図と拳

リュディアです。地図と拳を読みましたので感想です。

少し前から何度かトライしてたのですが、分厚さにまけて挫折して、またトライして、というのを繰り返しておりましてやっと最後まで読みました。直木賞も受賞しているのでエンターテイメント系の小説として面白いのだと思うのですが、私にとって問題であったのは登場人物の多さ、かつ登場人物に外国人がそれなりにいるということでした。頭の中で人が絡みあって混乱してうま

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