来橋石榴

本と映画、たまに旅行。

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10年近く前に完結した作品の沼に落ちて、ファンの当時のツイートをRTし続けたらなぜかその方々に感想会を開いてもらったんだが!?

突然だが、あなたは何年も前に完結したコンテンツにハマったことがあるだろうか? それも知名度が高いわけではない、身近な人間からは十中八九「はじめて聞いた~」と返されるようなコンテンツに。 「ある」と答えたあなたなら経験したことがあるもしれない。 "旬"を過ぎた完結済みコンテンツに自分ひとりだけでハマることは、ただひたすらに孤独だ。 「なんだこの面白さは!?」「うわああああこのシーンやばすぎ!!」「この展開……神か?」 どれほど感情を爆発させようとも、感情を共有できる人はいな

    • 「女の子」で在りたくなかった7歳の自分に言葉を贈るとしたら、私は「馬鹿だな、おまえ」と言う

      もし、「女の子」で在りたくなかった7歳の自分に言葉を贈るとしたら、私はこう言う。 「馬鹿だな」 *** 幼少期、だいたい5~10歳ごろか。私はいわゆる「女の子」的な行動様式に反発していた。 スカートは履きたがらなかった、ピンク色を嫌がった、あえて言葉遣いを汚くした、男子といっしょに遊んで女子の友人を拒んだ。 私は男の子っぽい自分に誇りを感じていた。少女らしさを拒否する自分に快感を抱いていた。 男になりたかったわけではない。物心ついてから現在まで、私は自分の肉体と戸籍に

      • 無能を描いた物語「ゲーム・オブ・スローンズ」

        ※最終章最終話までを視聴した感想です。ネタバレを含みます。 ゲーム・オブ・スローンズを紹介するとき「リアリティの高い」という文句が使用されることが多い。確かに、ゲースロのリアリティは素晴らしい。CGのクオリティ、衣装やセットの質感、精密に造り込まれた世界観設定などが、その「リアリティ」に一役買っているというのは誰しも納得してもらえることと思う。 だが、私はさらに付け加えたい。ゲースロのリアリティは、登場キャラクターの多くが「無能」であることにも支えられている、と。 この

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