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アナログ好きなデジタルユーザーです。 よく絵とか本とか見ます。 みんなには内緒にしてま…

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アナログ好きなデジタルユーザーです。 よく絵とか本とか見ます。 みんなには内緒にしてますが人間です。

マガジン

  • モラル崩壊日記

    「モラルがなければ楽なのに」 そう思うことが多いこの世の中。 日々の生活の中で、もし自分のモラルが崩壊していればこうだろうなという妄想を綴ってます。 リスペクト「不道徳教育講座」三島由紀夫

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男の子

昨日美容室にて。 トイメンの男の子。 どうしましょうかとの問いに、 「かっこよくしてください!」 と曇りなき眼での返答。 聞いた瞬間痺れましたね。 僕ら大人が忘れてしまった純粋なおねがい。 頼まれた側も腕がなるってもんでしょう。 やいやいと注文つけていた自分が恥ずかしいかぎりです。 そんな男の子をみて思います。 僕らはいつから人を信頼できなくなってしまったのでしょうね。と。 その道のプロたち相手にもネット知識で勝負を挑むようになったこの頃。 知るよりも信ずる方が難しいので

    • 涙。

      涙は女の武器と言われて久しいですね。 世の使い手ちゃんはナイフみたいに小回りを効かせながら器用にグサグサ刺してたりしております。 しかしながら、僕が思うに男の涙だって立派な武器でございます。 ただ一つ女と男で違うところがございまして、男のソレは諸刃の剣で、使い勝手が悪いわけですからみんな隠しているのです。 ここぞの時なら男が流す涙は男泣きってな評価でわっしょいダンディですけれども、一歩間違えた時にはもう悲惨な結末で、ひ弱、泣き虫、生物学的に劣位なオスってなあんまりな烙印を押

      • 歩道。

        どうも道幅いっぱいに広がって歩く方々が後を絶ちませんね。 決まって横幅いっぱい開く癖にすれ違う時に車道に飛び出すことだけは頑なにしませんからなおのことタチが悪い。 横並びにならないと疎外感を感じるカスみたいな付き合いの奴らが横にずらっと並んで歩いていますけど、そう言う奴らに限って出る杭はうんぬんと講釈を垂らしながら、自分は出る杭です。みたいな顔しております。 数年後にはネット上でしか見なくなるであろうガナビー二次元の存在と乳繰り合って、自分の分別のなさの尻拭いを誰かがしてい

        • 中学時代の終わり。

          「あなたはこの3年間、変わりませんでした。」 名のわからぬ楽器達が整然と並ぶ薄暗い部屋で、聴き慣れた、やたらと意味を持つ空気の振動を鼓膜が拾う。 楽器も僕も沈黙を強いられているこの部屋でなせか人間と同じ発音器官を持つヘドロが音を立てているようだ。 目の前のヘドロはA。 僕の一年の時の担任で音楽を教えている汚物だ。 今年定年のコレが最後にイビリ残しの無いようにその腐った目玉を忙しなく動かしていたところに僕が運悪く引っかかってしまったのが先程。 問い掛けや促しの無い威圧的な

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        男の子

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        • モラル崩壊日記
          2本

        記事

          ポッケ。

          服は着れればなんでも良いなんて意見もがありますけれども、僕はそうとは思いませんね。 いえ、オシャレになるべきという話ではございませんよ。 いえ、最低限の小綺麗な身なりをするべきなんて話しでもございません。 そんなヘボ主張は至極どうでもいいのであります。 そこは爆モテ熱望くん達だけで勝手にやりますよ、はい。 僕が言いたいのはですね、服は装飾ではなく装備なんだぞって話です。 つまり服とは、スプラトゥーンでいうギア、 ロックマンエグゼでいうナビカス、 ロックマンゼロでいうボディチ

          ポッケ。

          細道。

          部屋の外から洗濯機の唸り声が響く。 僕が適当に顔を洗っていることも知らず彼は力の限り尽くしてくれているようだ。 そんな彼の忠誠も起き抜けには煩わしく、僕はそれをかき消すためにスピーカーから音楽をかけた。 ジャカジャカジャカジャカ。 朝一番には重いロックがスピーカーから流れ出す。 気分じゃないなと右向きの白い三角を押し、僕はボーカルが喋り出すより先に出番を打ち切る。 ジャカジャカジャン 、ジャカジャカジャン。 スピーカーがまたギターをかき鳴らしてくる。 先から裁量を持たせ

          再読。

          本を読んで感銘を受けるって体験はそこそこの快楽で、特に自分の好きな分野に紐づく気づきや新情報を知った瞬間は、パズルのピースがはまっていくかのような、堰き止められていた水流が新たに掘られた横道に溢れ流れるかのような、そんな他に変えがたい興奮をもたらしてくれます。 そうして学んだ事が血肉となり、言動に滲むということが読書の良きところと思ってはあるんですけれども、読み終えた本を本棚にしまう時ふと横を見て「はたしてこの本には何が書いてあったかな。」と思い出せない本があることがあるの

          再読。

          早起き。

          晴れ晴れとした、異国であっても人好きされることに疑いのなき休日、僕はゆるゆると飲み食い遊びの時を過ごしました。 この日、amは人の起きたつ時間ではない。との黙殺された怠惰な主張の肩を持つ僕が、底抜けに陽な太陽の気に当てられて珍しくも午前中から活動を始めましたから、なんとも時間と体感にゆとりがありまして、細事にめくじらが立たぬこと。 おかげで喫茶店やら公園で毒を吐き出す回復時間がよう要らん。 朝から動き出すだけで単純な数字の長さを得るのみならず自分の取り回せる時間がこうも伸び

          早起き。

          雑所感。

          今日は理論も筋も何もない僕の雑感、所感でも書き殴ろうかなと。 この先、主題として登場する可能性もあり、ここで成仏されゆく可能性もある僕の雑所感たちのちいさな表舞台に、みなさん、しばしゆるゆるとおたちあいをよろしゅう。 ・古来より月というのはなんとも魅力的なもので、詩やら歌やら絵やらと感性の分野と相性が良い御様子。 昔も今も、変わらずこの大きなまん丸からのインスピレーションは尽きぬものらしく、言葉も文化も時代もはたと違いますけれども、通ずるなにかしかがあると思うと、歴史も地続

          雑所感。

          抜歯。

          長いこと根性論を言い聞かせていた奥歯がついに根を上げたので歯ばかりを診ている変わり者のお医者さんに会いに行くことにしました。 仕事終わりに面倒だと思いながらもズルズルと件のお医者さんの根城に向かいまして、この甘ったれた奥歯に一発喝を入れてやってくださいよ!と扉を開けてみたところ、意外にもニッチな需要があるようで幾人か待ち人がいらしたのでやむなく僕も列に加わって順番を待つことに。 さて、歯を見せつけたがる物好きが幾らか居たせいで変に時間ができてしまいましたけれども、歯のお医

          抜歯。

          ギャバチョコレート。

          ここ数年ずっと気になっているこのチョコレート。 ストレス軽減との夢の謳い文句を見てからというもの、朝のコンビニで買ってみようかなと思索をせぬことはない程に気を惹かれているんですが、なんとも手が出せぬところです。 まず死なば諸共の覚悟ってのが見えないのがなんとも疑念を産みます。 どれほど効能があるのかも謎で、全く効果を自覚できない可能性だってあるにも関わらず、他に縋るモノのないこちらを他所にギャバ側は「個人差があります」なんて逃げ道なんか作っていますから、今ひとつ信用しきれな

          ギャバチョコレート。

          視力。

          健康診断に行きまして、至って健康とのお墨付きをいただきました。 これすなわち健全な魂が宿っているとのことですから、どうやら信をおけるお医者さまに診ていただけたようで満足です。 好きに生きると決意し数年、酒タバコに夜更かしと想いのままに生活をしておりましたが、いやはや、魂が健全であると否応にも肉体の健康も保たれるものですね。 さて、師いわく健康的な肉体であった僕ではありますがどうも目ばかりはそうでもない様子です。 その日眼鏡を忘れたというのもあり、視力検査でお馴染みの輪っかが

          視力。

          痛飲。

          記憶をなくすまで飲んでみたい。とおっしゃるお坊ちゃんお嬢さんがおりましたので、僭越ながら僕がこの場を借りてお教えいたしますよ。 なに、身構える必要はございません。 やる事はしごく単純ですから。 お酒を持って、口に運んで、飲む。 これをひたすら繰り返すだけであります。 ええ、幼稚園児でも体得できる動作で記憶を飛ばせてしまうんです。簡単でしょう。 なんですか。 酔っ払いはするけれども記憶は無くならないですって? お坊ちゃんお嬢さん、そりゃあなた、準備不足という事でございます。

          痛飲。

          26時。

          歩いているとふと「夜の部 17時〜26時」 との看板が目に入った。 遅くまでやってるな。と思ったが、当たり前に26時を2時と思ってしまったあたり不思議なことだ。 1日24時間しかないのだから26時なる表記は圧倒的間違いだというのに。 どうやら僕は言論警察が幅を利かせている今の世の中で大胆に調査を掻い潜っているこの不法者に気づいてしまったらしい。 言論自警団の一員としては密告すべきなのだろうがしかし、26時なる表記には、午前2時に出し得ない意味合いがあるのもまた事実で、 僕は

          からい。

          なんだか坦々麺が食べたい気分だったので、 以前より見かけていた近くの中華屋さんへとランチに行きました。 外の看板が程よく色褪せていて、 俺はポッっと出のお店ではないぞと信頼感がある佇まい。 朝から坦々麺に脳内の一角を植民地化されていた撲はそんな看板に目をくれるや否やサッサッと店内へ入ります。 まあ僕は坦々麺を頼むと心に決めていたんですけれども、しかと手順を踏むことを吉としてますからひとまずメニューを開いてみました。 ふむふむ、どうやらランチはメニューが限られているよう。

          からい。

          松葉杖。

          はて、最後に松葉杖で歩いたのは高校生の時でしたかね。 もう幾分か前のことであります。 素材は変われど松葉の様相を持ち続ける棒切れで歩くのはなかなか億劫でして、その頃ばかりは好き好んでいる散歩にも行かなんだでありましたが、不思議と体重は減ってましたから動かにゃ太るなんてのは信じぬところでございます。 学校へなんかもバスに乗って向かってましてたくさん席を譲っていただきました。 しかしながら、足がまっすぐ固められていますと座った心地もしませんから、特段座席のありがたみも感じぬこ

          松葉杖。