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今自分の癖で直したいこと第一位

何かが起こった時、「あー!」と大きい声を出してしまうこと。



大体それは、対息子で起きる。

今朝、まさにそれで何回目かの失敗をしたのだった。

朝ごはんに肉まんが食べたいとのご要望を頂きましたので、貰い物の美味しい肉まんを蒸し器に入れて蒸かしていた。


ちなみにうちの蒸し器は、竹で出来ているクラシカルな蒸し器だ。
それをみそ汁を作るのに使う取っ手付き鍋に水を張り火にかけ、その上に置くスタイルを取っている。
専用の鍋ではない為、固定されている感じはなく、蒸し器は鍋の上にギリギリ置かれているという風体だ。


冷凍保存していたので、時間が掛かることは伝えていたし、熱いから触らないようにとももちろん伝えていた。


でもそんなの関係ねぇ!
中身が気になるんだ!


そんな息子は、いそいそと自分の踏み台をコンロの前に持ってきて、蒸し器のふたを触ろうとしている。
まだ火にかけたばかりで、熱くはないので好きにさせてみた。


ふと目を離し、次の瞬間に息子の「おかあさーーーん!」
そして響く私の大きい「あーーーー!」


鍋の上で肉まんを載せた蒸し器がひっくり返ってる。
よくよく見れば蓋が取れていないので、中の肉まんは無事だとわかる。


あーーーー!と大きい声を出さなくても良かったじゃないか。
反射的に言ってしまった。しまった。


案の定、責められたと思った息子は、むくれ始めている。
最近自分に非があるかも、でも認めたくないという時、彼は関係ない事を言って駄々をこねる。

もう彼はそのフェーズに入ってしまっている。
私の足元で泣きながら、お母さん嫌いーアイス食べるーー!と叫んでいる。


なぜだ。
毎回分かっているのに、またしても反射的に「あー!」と言ってしまった。
一呼吸おいてみれば、傾いた蒸し器を直せば良いだけの事象だったのに、私の「あー!」で穏やかな朝が崩れ始めている。

一旦機嫌を損ねると、保育園行かないモードに入ってしまうのは、分かっていたじゃないか。


大人だって、やってしまったと思っている時に、大きい声で「あー!」なんて言われたら、分かってるよ!と反感を持つだろう。
ごめんよ、息子。


私は穏やかな朝を取り戻すべく、まだアイスを食べると訴える息子に謝った。
ちなみに彼は心の傷をアイスで癒しがちなのである。


お母さんがあー!って言ったの、嫌だったね。
ごめんね。

うんうんっと、涙と鼻水に濡れた顔で頷いた息子は、小さい声で「おかしたべる」と別の交換条件を突き付けてくるのであった。

ひっくり返った蒸し器


息子の心を癒すアイス

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