30才になって思うことは、気楽に遊びに誘える友人が限りなくゼロに近くなったということ。

友達はみんな既婚者や母となって、自分の時間より優先しないといけない()、せざるを得ない()ことや家族がある。
めでたい反面、さみしくもあり、定期的に孤独感に駆られる。
私も既婚者だが、夫とは趣味嗜好がほとんどと言っていいほど異なるため、休日の過ごし方が常に互いの歩み寄りだ。
昔はそれが新鮮で、学びも多く楽しかったし、そこにトキメキも覚えた。
…が、今は趣味嗜好を共有し、高め合える存在が恋しい日もある。
例えば、カフェで何をするでもなくコーヒーや紅茶、美味しいスイーツを食べながら“ゆっくり”過ごし、“ゆっくり”流れる時間を楽しみ共有したり、平日の夜にフラッと飲み屋に寄ったり、休日の早めの時間から飲み歩きを楽しんだり、人生観や価値観について熱く語り合ってみたり、図書館で並んで黙ってただひたすらに本を読んだり、モーニングが美味しいお店を見つけて早起きして行ってみたり、行ってみたい喫茶店、カフェ、小料理屋、立ち飲み屋などをプレゼンし合ったり、たまには車じゃなくて電車やバスで出掛けてみたり、地元の名店を見つけてみたり、美術館で丸一日ゆっくり過ごしたり、動物園や水族館に画材を持って行って下手なりに絵を描いてみたり、陶芸やヨガなど色んなワークショップに参加したり、お弁当を作って紅茶を淹れて公園にピクニックしに行きたい。
私はそんな時間が恋しいし、そんな時間を共に楽しめる友人が恋しい。

私だけ…なのだろうか。ほらまた孤独感が押し寄せる。