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イギリス観光その①〜Edinburgh 1日目〜

せっかくスイスにいるのに、ヨーロッパの国々はとっても近いのに、スイスにいるだけで1年を終わらせるのはもったいない!!
ちょうど友達がAberdeen (アバディーン)大学に留学に来ている。
それから、神戸大に留学に来ていた友達がベルギーにいる。
じゃあ、Aberdeenで集まろう!!
ということでScottlandはAberdeenとEdinburgh (エディンバラ)に観光に行ってきました。

スイスに戻ってきて、チューリッヒがスコットランドよりも寒くてびっくりしてます。そんなこんなで旅行記録その1、Edinburgh観光です。

チューリッヒ空港からアムステルダム スキポール空港へ、それからアバディーン空港へ。
家を8:30に出て、16:30にアバディーンに着きました。
トランジットは2時間。約8時間の旅程。
飛行機に乗っている時間は実質4時間程度。大阪から東京を往復するよりも短い時間で海を越えた別の国に行ける。
いや、ヨーロッパは近いっすね。本当に。

Aberdeen到着

北緯57° 8' 37にあるAberdeen。16:30に降り立った時はもう真っ暗でした。
チューリッヒより1時間くらいずつ日の出が遅くて日の入りが早いですね。
あと、Aberdeenは海のそばにある街なので、ヨーロッパといえどそこまで乾燥していませんでした。
6日間の滞在中はとてもいい天気で、一度も雨に降られなかった!ので、おそらく普段よりは乾燥していたんだと思います。
それでもスイスのように部屋にバスタオルをかけておけば1時間でパリッと乾くなんてことはなく、1日経ってようやく乾く感じ。
しかもスコットランドは軟水なので、乾燥した後のカルキ残りを気にする必要はなく、紅茶、コーヒーも美味しく淹れられます。
日本のような湿度と軟水を久しぶりに感じ、お肌の調子がちょっと良くなりました(実験と硬水と乾燥で手荒れしていた)。

フラットでの共同生活

その日はとりあえず友達の住む寮に移動。
Aberdeen大学構内にある女子専用フラット。
キッチンとバスルーム、リビングルームをフロアごとに共有します。
1フロアには6部屋あって、いろんな国から来た5人の女子学生が生活していました。
Aberdeenに滞在中は空いている1部屋を使わせてもらっていました。

スイスでは一般家庭のお部屋を間借りしているので、フラットやシェアハウスなどでのいわゆる「共同生活」は(修学旅行なんかを除いて)初めて。
冷蔵庫や食器棚など、それぞれの使用スペースが決まっていて、それぞれがルールを守って生活している。
使うトイレットペーパーも決まってました。模様で見分けているらしいです。寝ぼけると間違えるらしいからそこまで厳密ではないんだろうけど。

もちろん性格やバックグランドが違うから、片付けの仕方や洗い物のタイミング、バスルームの使い方など、「こうしてほしい」という箇所が出てくるらしいですが、みんな大学生以上の「大人」なのと、長く住んでいる人の方針に従うことになっているそうなので、きちんとルールを説明し、自分の意見を言うことで円滑に暮らせているそうです。
日本人にありがちな「察して」文化は、本当に日本独自の、ガラパゴスな文化や考え方なんだと改めて感じました。
もちろん「察して」動いてくれることもありますが。

初日の夜はスコティッシュ(?)な夕食を友達と作りました。
チキンの焼いたのとマッシュポテトをグレイビーソースで(写真撮り忘れた)

Edinburgh観光

翌朝、9時発のScotRail (高速鉄道)に乗ってEdinburghへ移動。
AberdeenからEdinburghまでは海岸沿いを走ること約2時間半。
羊が優雅に草を食む草原を片目に進みます。
それにしても、めっちゃ羊いるんですよね。
車窓から見ると、大量のお団子が転がってるみたい。

スコットランドには人よりも羊の方が100万頭も多くいるから仕方がないんですが (人口543.8万人に対して羊が659万頭)。

友達の後ろの席に人懐っこい男の子が座っていて、顔を覗かせてきたので、鶴を折ってあげたらびっくりするくらいに喜んで、Buddy!!とか言いながら遊んでくれました。


さて、Edinburghについてまずは腹ごしらえ。。。


味噌ラーメンです笑
友達曰く「スコットランドで唯一まともな日本食が食べられるレストラン」

久しぶりにちゃんとしたラーメンを食べました。
チャーシューも煮卵もしっかり作ってあって美味しかったです。
そりゃ日本で食べるラーメンには劣りますが、「スコットランドでそこそこのクオリティーのものが食べられる」のがミソですからね笑

お店の近くにはEdinburghの忠犬ハチ公的な存在であるGreyfriars bobby (グレーフライアーズ ボビー)の像が。

彼は実在していて、飼い主でEdinburgh市警のジョン・グレイさんがなくなった後の14年間を飼い主のお墓の傍らに座って過ごしたんだそうです。
お鼻のとこだけが金色なのは、観光客みんなが撫でるからですね。

それからEdinburgh市街を散策。

建物が全て茶色いレンガで作られているのが特徴。
貴族社会のスコットランドでは、家に個性を持たせることよりも、同じ階級であることを示すために同じ様式の家を建てることが好まれていたそう。
そう言う権力や富の示し方もあったんだな、と勉強になりました。

あちこちでバグパイプ吹いてるお兄さんがいます。

さっっっっっむいのに手袋もタイツもなく、民族衣装を身にまとい、路上でひたすらバグパイプを吹く。そんで上手い。
なんか自国愛を感じました。

そういえば、有名なタータンチェックのスカートですが、チェックの柄はその家その家で決まっているんだそうです。いわば家紋
お土産やさんには、各家の名前が入ったタータン柄のストールやコースターなんかが売られていました。
(推しが演じた役名の柄を探してみたけど見つからなかった...)
他にも、地域を表す物とか、会社のタータンとか...調べてみると色々出てきて面白いです。

それからEdinburgh castleへ!

内部はちょっとした街のよう。

小高い丘に建っているので、Edinburgh市内を一望できます。

ヨーロッパには珍しい晴天。寒かったけど!

それからVictoria streetへ。
J. K. Rowlingがハリーポッターシリーズ執筆の際に「ダイアゴン横丁」のモデルにしたとされているところです。

なんかそれっぽい雰囲気があります(どれっぽいのか...)

ハリーポッターのグッズを売っているお店もいくつか。
店内は「秘密の部屋」をモチーフにしていたりしました。

この日は土曜日だったこともあり、パブがどこも満員だったので、空いていたイタリアンに入ってパスタを食べ、ホテルに戻って休みました。

初めて来たEdinburgh

建物はどれも歴史を感じる荘厳な佇まい。
イギリスっぽい二階建てバスがあちこちを走っている。
でも道路やバスの中、電車の窓とかはそんなに綺麗じゃなくて、落書きも多くて、雑多な感じ。
チューリッヒのBahnhofstrasseの賑やかさとは少し違った賑やかさを感じました。

優しい人も多かったです。
高速列車の車内販売のお兄さんは昔日本人と働いたことがあるそうで、コーヒーを買ったら「ありがと〜」と日本語で言ってくれました!

あと、英語が通じるって素晴らしい!

質問ができる。答えが返ってくる。
バスの中でも電車の中でもインフォメーションが聞き取れる...!!!!

スコットランド訛りを聞き取るのは少し難しいけれど、個人的にはアメリカンイングリッシュよりも、イングリッシュやスコティッシュアクセントの音が好きなので、耳に心地よい。
ドイツ語を必死に聞き取って勉強するのとスコティッシュアクセントになれるのだったら、英語の地盤がある分スコティッシュの方が早いんだろうな...と思っていました。

イギリス観光日誌はしばらく続きます。
マガジンとかにしてみようかな、と考え中です。



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