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前職の話と、最近ふと思ったこと。

前職は。
対企業。
もしくは、対個人事業主を相手にする仕事だった。

だけど何故か前職では、ほぼ毎日の様に、罵詈雑言を浴びせられていた。
電話を取る本数は今の職場の方が5倍くらい多いのに、当時は今の職場で年に1回か2回…あるかないかレベルの”ヤベェ言葉”たちをほぼ毎日の様に、何本も向けられる様な有様だった。

電話を取った瞬間に、名乗る間もなく怒鳴り声を聴かされる毎日に、耳と頭がキーンとするので、なんだかワーワー言われてる間は、受話器を一度耳から離し、落ち着くのを待ってから、改めて要件を伺う…なんて対応も何度もやっていた。

その罵詈雑言の嵐が、あまりにも現実離れした汚い言葉過ぎて、自分や自分の会社に向けられているモノだと言うことを認識できないレベルだった。

そんなことになってしまっていた原因は、私の所属の経営体制が大きく変わったことにある。
経営体制ついていけてない”外部の”人達のストレスによる何か。或いはクレーム…これらが、私たちに向けられていたのだ。

何かが変われば、反対意見が起きる事はある。
しかし会社が体制を変えた所で、自社の社員じゃない他社や個人事業主の生活や仕事を守る必要性なんてない。
相手は相手のビジネスをやっている訳だから、ついていけなかったり、気に入らないのであれば、他と取引すればいいし、”そんな簡単にできない”と言われた所で、それこそ相手は大きな組織が課す入社試験をパスして選ばれた社員ではないのだから、知ったこっちゃないのだ。

OB(OG)も同様。
今は大きな組織の人間ではないのだから”元社員のよしみ”なんて、求められるものではなく、会社側の善意があって初めて成立するものだ。

大きな名前を良いように使うのは勝手だが、使用する名前によってはそれなりに条件を課される事があるのは当然だ。
無料や自分の裁量でブランド名を使いたいと思うなら、それが許されるブランド名を使えば良いし、それが成立する仕事をすればいいと私は思うのです。
何故なら、相手は経営者または個人事業主。
或いは独立した他社なのだから。

そう言った理由により、会社の大規模な経営体制や方針の改革に対して、他社あるいは個人事業主に”一方的だ”とか”頭がおかしい”とか言われる筋合いはないと個人的には考えている。

社畜ですら会社の方針に同意できなければ転職をするものなので、自分で商売すると決めた人間が、自分の条件に見合わないからと取引先に何らかの補償や自分の裁量に沿った何かを求めるのは、無責任で甘っちょろい考え方だと思ってしまう。

社会をナメているし、大きな組織を馬鹿にしているとしか思えない。

今後も”弊社”の名前を拝借して、商売していただくのであれば、ご理解頂かないといけない事は沢山あるし、”弊社”の名前が傷つくような真似をされるのは言語道断。

何か問題やご意見があるのであれば。
または何か不明な点があるのなら。
イチ企業として、イチ社会人として、体裁の整った物言いや文章をで、正当な手段で申し入れをしていただかないと、仕事とは言えないと私は思っている。

子供が親や友人に文句を言うのとは訳が違うのだ。
大きな組織も、時代が変われば経営陣は変わる。
経営方針や運営体制だって常に変わるものだし、数年に一度は大変革がある訳だ。

自社社員ですら、ついていけない人は消えていくものだし。
自社社員ですら、よっぽど会社に必要とされる様な人材でもない限りは、ご理解頂けない人の後は基本的には追わないものだ。
この事実の善悪は一先ず置いておく事にして。
これは現状、大きな組織であればあるほど、ほとんどの社会の真実だと思う。

だから社会や組織を動かしたいと考えるのであれば、尚の事、言葉や態度に気をつけなければ、社交辞令と言う名の対応をされて”この人は要注意。”なんて烙印を押されてしまうのがオチなのです。

何よりも外部の人間に、まったく対話にならない暴言、まったく整理されていない物言いで、自分の都合や価値観ばかりを展開される度に、組織の人間として以前に、やはり個人的に思ってしまう。

「こっちだって暇じゃないんだよ。」
「私たちの仕事の手を止めさせるなよ。」



そんな考え方をしている私は、

0w0(仮)「お前も仕事なら、モノには言い方があるだろ!!クソが!!」

当時は、そんなことを毎日の様に”内部では”ボヤキながら、仕事をしていました。

…とはいえ私も当時は、その組織の小さな歯車で顔でしかなかったので、切り捨て御免な個人の意思は相手の前では微塵も出さずに、淡々と組織の人間としての最適解をやっていたつもりだ。

もちろん、私の持ち前の”口の悪さ”も、外部の人間の前では微塵も出さず。
腹の中で色々と飲み込みながら、やらせて頂いていました。

そんなある日。
当時の部長が全体に、あるいは私たちに耳打ちした言葉が少し忘れられないので、書いてみる。

“この部署は。お客様ではなく企業や個人で商売をしていらっしゃる方を相手にしています。
つまり、お相手はビジネスパートナーなのです。
私たちは、ビジネスをしているのであり、それはお相手も同じ事なのです。

それにも関わらず、乱暴な言葉、横暴な態度を取ってくる方は一定数いらっしゃいます。
しかしそう言う方、或いは、そう言う会社は所詮その程度のレベルなのです。

私達は、そんな人達と格が違います。
私達は、この会社で働く事が認められたからこそ、ここで仕事をしているのです。
困ったことがありましたら、教えてください。

みなさん、今日も1日よろしくお願いします。”

ある日の前職の上司による申し送り

…なんだか、外資系って感じ。

“格が違う”
…それまでは考えた事がなかった。
罵詈雑言を吐かれる度に、思い出す言葉だ。

最近、ふと個人的に思った事がある。

0w0(仮)「(お金を取れる他社から不正にお金を取ったり、会社同士でのやり取りなのに言葉や態度が乱暴な人達って何処にでもいるのですが。
そう言う態度がまかり通る会社って、やはりそれなりなんだな……氷山の一角……)」

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