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ARC'TERYXのバックパック 『服と暮らし』No.189

(引用元:https://arcteryx.jp/

まだ去年買ったばかりなのですが、今のところすごく気に入って使っている〈ARC'TERYX(アークテリクス)〉のバックパック、マンティス26。できるだけ荷物は少なくありたいのはやまやまなんですが、仕事でパソコンを持ち運ぶことがあったり展示会や商談では色々と資料をいただくことも多いので、そういった時にバックパックを背負います。

取るに足らないこだわりで「アウトドアブランドの服は買わない」と決めている僕ではありますが(これについてはまた何かの機会に書きたいと思います)THE NORTHFACE の防水シューズもしかり、機能性や頼りがいのある丈夫さが必要な時にアウトドアブランドを手に取ることが多いです。
全身をデザイナーズブランドで固めてしまうよりも、こういったシチュエーションの違うプロダクトを一部に取り入れたらほどよく気の抜けた格好になるのも今の気分に合うんじゃないでしょうか。


(引用元:https://arcteryx.jp/

アウトドアブランドのバックパックと一口に言っても、数えきれないほど種類がある訳です。そんな中で基本的な選定基準としては
①全面にロゴがどーんとあしらわれていない。
②基本的に黒単色で、少し無彩色のディテールが入っている。
③大きすぎず、小さすぎない。(1泊旅行にちょうどいいくらいの大きさ)

と、僕も改めて考えてみて気づいたのですが、機能性というよりは「アウトドア色が強すぎない」のが大事なようです。そのあたりはファッションとしてアウトドアブランドを取り入れたい自分らしいのかもしれません。
それに最近は歴史あるアウトドアブランドで展開されているものなんてたいていすごくこだわられていて便利で色んな機能性に溢れていると思うので、選ぶこちらとしては「好みのデザインか」という目線で見るのがシンプルで良いのではないでしょうか。

(引用元:https://arcteryx.jp/

タウンユースからトレイルまで幅広く使える汎用性の高いこのパックは、アークテリクス独自のすっきりした美しさを持ちながら、機能性も高い仕上がりになっています。開口部にドローブリッジ方式を採用したことで、大きなメイン コンパートメントに簡単にアクセス可能。荷物の整理が簡単な複数のポケットのほか、仕事の日にはノートパソコン、休みの日にはハイドレーションリザーバーを収納できるスリーブも内側に備えています。背面部にはパッドとフレームシート、アルミステーを組み合わせて快適な背負い心地を実現。サイドポケットにはボトルやコーヒーマグなどを収納できます。

(引用元:https://arcteryx.jp/

もちろんバックパックで出かける1日〜3日くらいの外出には十分なほどに荷物を入れることができる容量がありますし、メインコンパートメントはジップがほとんど一周しているので(これを「ドローブリッジ方式」と言うのでしょうか)開けやすく、中の整理もしやすいです。
肩のストラップも分厚くて、本体の重さがだいたい1kg満たないくらいなのですが、中にものが入った状態でもあまり重さの感覚は変わりません。
きっと開発者の努力による複雑な構造のおかげでそう感じるようになっているんだと思いますが、これはけっこう不思議な体験でした。

(引用元:https://arcteryx.jp/

勘の良い方はすでに気づかれていると思うのですが、ここまで掲載してきた製品画像は同じページから引用しているにも関わらず少しだけ異なるデザインになっています。
実は2020年の秋にこのマンティス26がリデザインし、ロゴのレイアウトとジッパーについた紐のカラーが変更になりました。


これについてはごく個人的な意見として旧仕様の方が好みだったので、リニューアルからちょうど1年ほど経った頃に旧仕様をネットショッピングで探して購入しました。
ロゴが始祖鳥の絵だけになり、紐もブラック単色になってさらにミニマルなデザインにはなったものの、これはやりすぎなんですよね。細かい話なんですが、完璧で隙がないよりも少し間の抜けたデザインの方が愛嬌があるもの。
こういう経緯もあって最後は「旧仕様がなくなってしまう前に買わないと」というのが購入の決め手になったわけですが、特に急いでない買い物ってそういう背中を押してくれる出来事がないと買いづらいですよね。
そう考えると、「迷っていた人の背中を押す」という意味ではこのリニューアルは成功だったのかもしれません。


(引用元:https://arcteryx.jp/

ARC'TERYX / マンティス26 ¥18,700-



今週も最後までお読みいただきありがとうございました。

次号のNo.190は4月29日(金)に更新予定です。

前回のNo.188はこちらからご覧ください。


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