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Patagoniaのフリクションベルト 『服と暮らし』No.191

僕が学生くらいの頃にはサイズの小さいTシャツに大きなバックルのついたベルト、細いパンツを穿いた人をいたるところで見かけましたが、最近はそういう格好をめっきり見かけなくなりました。もちろん一部では健在しているのかもしれませんが、インナーに着た服がバックルに擦れて跡に残ってしまうのが個人的には好ましくなくて、ベルトを選ぶ時はバックルの控えめなものを選ぶようにしています。
そのうえ、昔からトップスの裾をパンツの中に入れるのがどうも好きになれなかくて(制服のシャツの裾をパンツから出していると先生にひどく怒られましたよね、あの風習ってまだあるんだろうか)、基本的にベルトは「見えないもの」。そのため、僕がベルトに対して求めることは目立たず、丈夫で、使いやすい、ということでした。

(引用元:https://www.patagonia.jp/


そんな要望に応えてくれたのが〈Patagonia〉のフリクションベルトです。多分パタゴニアで一番安いベルトを、とスタッフの方に伝えると出してきてくると思います。
このベルトのことを知ってすぐに思い浮かんだのは小〜中学生の頃に使っていた通称「ガチャベルト」。布製でベルト穴がなく、バックル内の金属でおさえて留めるようなデザインで、京都のスピンズやウィゴーだと780円くらいでいろんな色が売っていました。
僕の周りではこのベルトをつけて太ももまで垂らし、Tシャツや制服のシャツの裾から覗かせるのが大流行していて、各々自分の好きな色を身につけていたのを覚えています。

その後松尾少年は革製のベルトに移行する訳ですが、革製に多くみられるベルト穴が決まっているものだと必要に応じで穴を開けたり、短く切らないといけないんですよね。人はそうそう体型が大きく変わることもないですから、結局ひとつの穴しか使わなくてその穴だけ汚れてしまったり、穴が広がってしまったり。けっこう不便だなと思いながらもそういうものかと使ってきました。

(引用元:https://www.patagonia.jp/

そして、ガチャベルトから頑丈なリサイクルナイロン製のベルトになりましたが、使い勝手の良さも、しっかりと引っかかって留まってくれる機能性も、バックルの小ささも、ベルトに求めることをガチャベルト以上に過不足なく満たしてくれるパタゴニアのフリクションベルト。
ちなみに、この小さいバックルでも服に当たってしまうのが気になる…という方はバックルを体の正面ではなく、左か右どちらかの腰骨のあたりにバックルを移動してそこで留めると正面へのアタリはなくなります。
「ベルトは正面で留めるものだ」って固定概念がありますが、別に横で留めたって、後ろで留めたっていいんですよね。
僕も正面ではスーツを着る時以外では留めずに、右の腰骨あたりで留めています。
よろしければぜひお試しください。

Patagonia / フリクション・ベルト ¥3,850-



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次号のNo.192は5月13日(金)に更新予定です。

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