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CHACOLIのフレームトートバッグ 『服と暮らし』No.187

(引用元:https://chacoli.shop/ )


〈CHACOLI〉のトートバッグを最初に気になったのは外見からでした。見かけた場所も覚えているので遡ってみると2015年の秋頃だそうです。ということは今使っているバッグはもう7年物ということになりますが、さすがに汚れがひどくなってしまったので最近はあまり持ち歩けていません。

(引用元:http://chacoli.jp/ )


お店の入口を入るとすぐに目に入った、規則的に並ぶバッグ。この”Frame Collection”という名前のついたシリーズには8つのサイズ展開があって、それぞれ大きさはもちろん、仕切りの数やディテールが違っています。各々の持ち物の量や仕事の内容によって最適なかたちを選べるようになっています。

「もしかして上から吊るされているのか」と思うほどまっすぐに直立するバッグの佇まいの美しさと余計な装飾が一切省かれたデザイン。
帆布のバッグといえば厚手で丈夫といったカジュアルなものを想像しますが、チャコリのバッグはその丈夫さと軽さを活かしながら、例えばビジネスなんかのかしこまった場面でも使えるような品の良さがあります。
そのうえ、まっすぐに直立するということはカフェやデスクの横に「ちょっと置いておく」という時にどこかに立てかける必要がないのです。
これは思った以上に便利で、今までは無意識のうちに不安定なところに立てかけたり置いたりしていたのをすとん、とそばに置くだけでいいのは大変健康的です。

(引用元:https://chacoli.shop/ )


チャコリのバッグには「白を選ぶか、黒を選ぶか」という永遠の議題があります。毎年素材や色を変えたものがドーバーストリートマーケットなどで売りに出されたりもしますが、買いたいのはやっぱり定番で展開されているどちらか。定番というのはやっぱり作り手としても大切にしているから定番になるのです。

議題の主な争点は「佇まいは白の方が美しいけれど、黒は汚れが目立ちにくそう」というところ。
これに関して白を支持する僕が申し上げたいことがありまして、これは帆布のバッグ全てに言えることですが、確かに白は使い続けているとフチや持ち手に近いところが皮脂なんかで黄色くなってきます。もちろん、側に置いていて食べ物や飲み物なんかがつくこともあります。

そのためにまず気をつけたいのが、使い初めから定期的に防水スプレーをかけてあげること。そうすると汚れたとしても水で濡らした布で拭き取ってあげると簡単な汚れはそれで落ちます。
その後も使い続けるとどうしても取れなくなってしまう汚れがでてきますが、そんな時は思いきって漂白してみてください。
洗濯の最終手段である漂白は最も強力で、かつ白にしか使えない奥の手でもあります。もし漂白するまでもなくとも、チャコリのデザイナーの方は「汚れてきたら一緒にお風呂に入っています」と話していたり、販売員の方も「洗濯機に入れてまわしちゃってください」とアドバイスしてくれるはずです。

そうすると見違えるほどきれいになりますし、黒の帆布がスレで白くなっていくことは修復できませんが、白はそういった方法で修復ができ、その結果長く楽しめるのは白になる、というのが僕の意見です。
もちろん洗ってあげたり、一緒にお風呂に入ったりすると生地がやわらかくなり、直立はしにくくなりますが、それはそれで愛らしいシルエットには変わりありません。付き合いがより深くなったと考えましょう。

(引用元:https://chacoli.shop/ )


8サイズあるうち、僕は④のサイズを気に入って使っています。④は最もトートバッグらしく、かつ佇まいが良いのです。全国のセレクトショップで取り扱いがありますので、ぜひ、お近くの取り扱い店でご覧になってください。

A4サイズの書類やファイル、13~15インチのMac bookが入ります。パソコン等薄型電子機器を収納することを想定し、仕切りのひとつにはレザーの底板を入れています。小さい仕切り部分には、水筒や折り畳み傘など立てて収納したいものを入れると便利です。
バッグの横幅は座ったときにちょうど膝の上に収まるサイズ感で、男性にも女性にも無理のない大きさです。

(引用元:https://chacoli.shop/ )


今週も最後までお読みいただきありがとうございました。

次号のNo.188は4月15日(金)に更新予定です。

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