服と暮らし表紙

国産レザーブランドの19年春夏スタート、トラウザーのような見た目のイージーパンツ、充実のダウン、天然素材のミックスストール、センスの良いジュエリーの合同展...2018.11.30(14)


知人から宝石の話を聞いていた。

僕がアクセサリーの類を身につけることがないのもあってか、これまで宝石について自発的に調べたりすることもほとんどなかった。

彼女の話によると、宝石のもととなる原石は、地球の深いところで何千万年、何億年も時間をかけて生みだされてくるそう。

その中でも、地域の気候や地形、川があるなどの環境によってそのかたちは角ばっていたり、丸みがあったり、澄んだ色、くすんだ色、グラデーションなど、様々な味わいや表情を見せる。

彼女が特に好きなのは、それらの原石をできるだけ加工せずにジュエリーにしたものだと言う。

同じ原石であっても採れた国や地域が違うだけで、もっと言えばひとつひとつ色合いやかたちの特徴が変わってくる。

その中で自分にしっくり来るかたちを探すのが楽しい。

「たとえば、犬を買いにペットショップに来ているみたいな気持ち。」だそう。

自然からもたらされるもの、たとえば野菜を見ていると当たり前のことではあるけれど、それを聞いてもっと宝石についても知りたくなった。

長い時間歴史に身をゆだねることで必然的で無理や無駄のないデザインが自然と浮かび上がってくる。

「ああ、これは僕の好きな『定番』と呼ばれる洋服にとっても似ているなあ。」と思った。



それでは、ここからは今週の『服と暮らし』です。

この記事が皆さんのよりよい暮らしの参考になれば幸いです。



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