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東京の街並み

東京で働くようになって日々感じること。

東京、緑多いな。


「勤務地は新宿ね」と辞令を受けた時、ひたすらビルで囲まれたコンクリートジャングルをイメージしていた。大阪のなんばで長らく働いていたので、都心部で働くことに抵抗はなかったものの、それでもきっと比較にならないスケールなんだろうなと少しだけ身構えていた。
確かに東京は大都会だった。特定のエリアに限定せず、外から来た人間には聞きなれないような駅でさえ人で溢れているのが印象的だった。なぜ土日の早朝の電車が人でいっぱいなのか不思議でたまらない。みんな一体どこに行くの。

そんな大都会なのに、少し歩くと公園はいたる所にあるし街路樹はこれでもかと植えられている。(パーキングから出庫する時見通しが悪くて困るレベル)

奈良の田舎で育ち比較的緑に近い環境で育ってきたつもりだったけれど、自然むき出しのそれとは違う、計画的に作られ整備が行き届いている環境はなんだか芸術的にも思えた。住宅街は緑化の規制があり一定の緑が保たれているので、どこに行ってもきれいな街だなと感じることが多い。(担当エリアは新宿や中野、杉並、練馬なので他の地域は知らないけれど)

その風景を魅力的に感じる反面、日本の人口とお金が東京に集中し過ぎていることを肌で感じる。大阪もそれなりに大きな街だと思っていたけれど、比較にならないくらい、どれ程東京という街にお金がかけられているのだろうかと驚いた。

ここで生きていけばこれからも今まで知らなかったことやたくさんの刺激的で新しいことに出会うのだろうな。(住んでるのは神奈川の田舎だけども)

楽しみだなと思う一方、できることなら、むき出しの自然や錆びた遊具が並ぶ人気のない公園、整備されないごちゃごちゃした大阪の街並みにいつまでも思いを馳せる自分でいたいとも思う。

そろそろ実家の猫に会いに帰ろうか。

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