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世の中、絶対なんてことはないんだからね…

私には、ぽっちゃりボディの愛くるしい友人がいる
名前はみーちゃん

みーちゃんと私はいっとき毎日のように連絡を取り合っていた
もはや家族よりも家族のような存在になっているかもしれない

悲しいことがあれば励まし合い、楽しいこと嬉しいことは共有し、勇気を与え合った
自分を認められない時もお互いを励まし支えあってきた仲
大きな存在である

私の傷ついた心を癒してくれた大事な一人

みーちゃんも一見、社交的で明るい性格なのだが感受性がとても強く実は誰よりも傷つきやすいのだ
私が知っている中で一番といって良いほどに繊細だと思う
それなのに、イジられたいかまってほしいタイプなので仲の良い人からイジられている彼女をみて仲良くない人がいじるのは超危険なのである

感受性が強い分、いろいろと気づいてしまう彼女
他人が簡単にできないようなことができる彼女
そんなところを私は尊敬しているし、とっても好きな一面

感受性が強いことは、とても良いことだったりもするけれど、本人はとっても心が疲れやすいので辛いことも多いのよね

私に弱さを見せてくれるようになったのも実はこの数年のこと
カッコつけまんなみーちゃんは弱さをなかなか他人に見せられない

お互いに弱さを見せ合うのは怖かったけど、そういったことを話せる相手が一人でもいるのは大きい


本当に感謝してる

「心は弱いけど体だけは丈夫なの」



「傷の治りとかみてよ?私すぐに治るから」


これは、みーちゃんの口癖である


確かに彼女は健康そのもの

傷の治りなど物凄く早い

睡眠時間は細切れの仮眠でも体力ゲージは満タンになる


人類としては超チート級の体

(その代わりに心はめっちゃ弱い)


【みーちゃん】

心: ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
体力:★★★★★★★★★★★★


イメージはこんな感じ

前ほどではないが、「〇〇が美味しい」「〇〇食べたい」「〇〇なことがあった」そんなやりとりを、ちょこちょこしている私たち

基本的にはしょーもない会話
お互い専用のTwitterのようなLINEをしている

そんな彼女から先週パタリと連絡が来なくなった

何かあったのかと気になり、連絡もしたが素っ気ない返事だったり既読スルーだったり…
私が何か気に触ることをしたのか他人と関わりたくない時期なのかなと思いしばらくそっとしていた

自分もそういう時あるからね

しゃーないと思って気にせずに過ごしていた

先日、用事がありみーちゃんと久しぶりに会った

メンタルがやられていたのかと尋ねると…

忙しい上にストレスに感じることがありメンタルがやられ、更に40度の熱が出ていたらしい

つまり

【みーちゃん】

心: ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
体力:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

全てのゲージがゼロになっていたらしい


唯一やられること、なんかないだろうと思っていた体力面

世の中、絶対なんてないことを知ったのだった


致命的ダメージ


「私ソファで寝るじゃん?」

(彼女はソファでよく眠りにつく)


「さすがに40度の熱があるんだから、きちんとお布団で寝ることにしたんだ

さすがの、みーちゃんも40度の熱には正統派な治療で挑むことにしたらしい
(ちなみにコロナやインフルではなかったそうです)


「ちゃんとお布団へいこう」

「私、お布団で寝たら体がものすっごく痛くなったの」


「かっ体が痛すぎる・・・!!!」


みーちゃんはよく、どこでも眠れると言っていた

対応力の高いその体は、いつの間にかお布団には対応できなくなっていたらしい

「ソファで寝過ぎて、もう体がソファの形に進化しちゃっててさ…」



進化とはいったい…


早く体が戻ること願っている


これからも私は、みーちゃんから目が離せないのである

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