【エッセイ】休みたい、休めない

今日は数ヶ月ぶりの振替休日だ。
やっとの思いでもぎ取った休みの日。

特に予定があるとか、
体調が悪いというわけではなかったけれど。
とにかく休みたかった。

なんというか…
いったん、仕事中毒の頭の整理がしたくて。


例えるならば、今の私はパンパンに膨らんで破裂しそうな風船のよう。
なにかの拍子にパーーーーーン!となりそうな。

何が要因、針となるかなんて分からない。
私にも想像できない。

とりあえず休んどこう。
私、たぶん今いっぱいいっぱいなんだ。

そんな理由で休んだっていいよね?
そんな日があったっていいじゃない。



会社で使う連絡ツールの通知は切った。
だって、オフだし。


平日の真っ昼間からふらっと街へ繰り出す。

お散歩して、
おとなしい野良猫をみて癒されて。
うん、可愛い。
写真を撮って。

前から気になっていたカフェに入ってみて。



なんという背徳感。
休みって最高。



それでもずーーーっと、頭の片隅にあるのは
仕事のこと。



仕事、休んじゃったな。

本当は今日、仕事していた方が
業務は捗ったかもしれない。

今日なにか私のミスが発覚したらどうしよう。
連絡…確認した方がいいかなぁ。



遊んでいるのに、
楽しいと思っているのに。
心のどこかで別の私がささやいている。


「本当に休んでいいの?」
「仕事、あるんじゃないの?」


あるよ、あるけどさ。
そうやって考えだしたら休めないの。

そう自分に言い聞かせて。

だって仕事が全くない日なんてこない。
今の案件が終わっても、
きっとまた新たな案件がやってくる。
そして、その次も。


だから、見極めないといけないんだろう。
自分が持っている仕事量と、
納期を睨めっこして。

休める?休めない?って。




今日はオフ。
連絡がきているかは分からない。
とりあえず、仕事はいったん忘れよう。


とにもかくも、明日から。

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