momo / ひよっこ編集ライター

1997┊︎ 雑誌と本の編集ライターをしています(23.09~)┊︎ 文章を書くこと、文…

momo / ひよっこ編集ライター

1997┊︎ 雑誌と本の編集ライターをしています(23.09~)┊︎ 文章を書くこと、文字を書くことが好き ┊︎ 色々と気にしすぎてしまう人 ┊︎ 未経験から編集ライターになった私の社会人奮闘記

最近の記事

【エッセイ】今日は夏休み最終日

日曜深夜。 私はいま、仕事をしている。 今にも閉じそうな瞼を必死にこじあけながら。 仕事が終わらない。 今週から、いや、もう明日のことになるのかな? また新たな案件が始まる。 でも当然のように別案件は進行している状態で 終わる気配は悲しいことにないらしく。 じゃあ、その進行中の仕事をいつやるのか。 …………週末しかない。 社会人たるもの、 期日を守ることは最低限のマナーだ。 しかし襲ってくるのは自分のキャパを 越えに越えまくった業務たち。 期日を守ろうとすれば

    • 【エッセイ】休みたい、休めない

      今日は数ヶ月ぶりの振替休日だ。 やっとの思いでもぎ取った休みの日。 特に予定があるとか、 体調が悪いというわけではなかったけれど。 とにかく休みたかった。 なんというか… いったん、仕事中毒の頭の整理がしたくて。 例えるならば、今の私はパンパンに膨らんで破裂しそうな風船のよう。 なにかの拍子にパーーーーーン!となりそうな。 何が要因、針となるかなんて分からない。 私にも想像できない。 とりあえず休んどこう。 私、たぶん今いっぱいいっぱいなんだ。 そんな理由で休んだ

      • 【エッセイ】約束に振り回される人

        「約束」が苦手だ。 小さなことでも、大きなことでも。 朝、決まった時間に起きる。 決まった時間に出社する。 決められた納期を守る。 私は逆算が苦手だ。 約束の時間には大抵遅れそうになって バタバタと準備するのが日常で。 時間通りに、決まったことを。 なんでこんな世の中の人がみんな当たり前のようにできることが私にはできないんだろう。 もう生まれて26年。 自分の取り扱いは熟知しているつもりだ。 どうせバタバタするのを分かっているから 本当に遅れたらマズイ約束や締切は

        • 【エッセイ】違う世界を生きる人たち

          陽キャはこわい。 「喋ってみたらそんなことないよ~!」 なんて言う人もいるけれど。 やっぱりこわいのに変わりはない。 友達と歩いていたときのこと。 夜の21時ぐらいだっただろうか。 何を喋っているのかは分からないが、 とにかくすごい音量が聞こえてきた。 これは…陽キャだ。 しかもおそらく酔っ払い。 声が近付いてくる。 いやだな。 その時、私たちは絶賛夜桜の撮影中。 だからその場から離れる、という選択肢は 考えていなかった。 だって…綺麗な写真は撮りたいじゃん。

        【エッセイ】今日は夏休み最終日

          【エッセイ】日曜日の憂鬱

          なにかをしないといけない時ほど 足掻いてしまう。 次の日に早起きしないと行けない時ほど 夜更かししたくなったり。 この時間までに準備しないと間に合わないと 頭では理解してるのにギリギリまで 粘ってしまったり。 思い返せば学生時代から そうだったような。 勉強か苦手すぎて、 コツコツやればいいものを 全くしようとしなかった。 そして試験前に慌てて範囲を把握して、 その膨大な量に絶望し戦意喪失。 社会人になってからの 資格試験の時も同様だったなぁ。 「ここがリミット

          【エッセイ】日曜日の憂鬱

          【エッセイ】予定のない日

          目が覚めたら、昼過ぎだった。 うわぁ~よく寝た。 自分でも驚く。 久しぶりに予定のない休日。 仕事も、友達との予定もない。 さて、だいぶ遅めのスタートだけど、 なにしようか? とりあえず外には出たいなぁ。 ゆるゆると外出準備。 時間を気にしなくていいのっていいよね。 時間の逆算ができなくて いつもバタバタ準備するから新鮮だ。 桜満開みたいだし… とりあえずカメラ持っていこうか。 無計画で家を出発した。 行き先を特に決めずにパシャパシャしていたら、突然の電話。 友達

          【エッセイ】予定のない日

          【エッセイ】ありがとう、お母さん

          映画館での過ごし方って人それぞれだ。 ポップコーン買って、 ドリンクも買って、 「映画を観る」という イベントごと楽しもうとする人。 待つのがいやで 始まるギリギリに着席する人。 いや、なんならはじまる直前に出ていく人も。 御手洗かな? 私は、静かに観るのが好きだ。 静かに、映画の中の世界にどっぷりと浸かりたい。 できれば両隣は空いていてほしい。 気になってしまうので。 だから座席を決める時には かなり吟味して選んでしまう。 ここを選んだら、隣に2人組はこないよ

          【エッセイ】ありがとう、お母さん

          【エッセイ】期待されていないという安心感

          期待しないって難しい。 どんなに期待しないように、と思ってきても「期待」って無意識にしてしまう人がほとんどだと思う。私はそう。 せっかくなら、 期待以上の場所がいいな、 食べ物がいいな…って。 ほら、無意識に期待してる。 場所や食べ物に限らず人だってそう。 無意識に「こう見られていたらいいな」って期待している自分が、自分の中のどこかにいる。 仕事で、自分の実力以上のことを求められた。 今の私では到底完璧にはできないような。 上司としては、私が出来ると思って任せたわ

          【エッセイ】期待されていないという安心感

          【エッセイ】雨の音が私を肯定してくれた

          雨が降ったとき、 どんな感情になるだろう? どんよりする? それとも、わくわく? 外出予定がある日なら、 マイナス感情を抱くことは間違いないだろう。 長靴デビューしたばかりの子どもなら 喜ぶかもしれない。 私は「安心」する。 雨が降る、それが判断材料だから。 私は天気が読める。 別に天気予報士なんてそんなすごい資格を 持っている訳じゃない。 ただの偏頭痛持ちだ。 雨が降る数時間前。 私は必ず頭が痛くなる。 何をするのも億劫で、 ひたすらにグズグズと その痛みに

          【エッセイ】雨の音が私を肯定してくれた

          【エッセイ】大人になったら

          子どもの頃、20歳になったら 勝手に大人になれるんだと思ってた。 小学生や中学生の私にとっての20歳って、 手を伸ばしても届かないようなイメージだった。 永遠にそんな歳にはならないんじゃないかって。 何でもできて、 なんでも知ってて、 私なんかよりもグンと大人びている、 そんな成熟した人たち。 私は26歳になった。 20歳なんてとうの昔に越えて、 世間的には大人と言える歳なんだろう。 でも私は恥ずかしいぐらい 知らないことだらけだ。 今日だって 仕事で怒られ、 注意

          【エッセイ】大人になったら

          【エッセイ】自ら出鼻をくじく奴

          4月1日。 なんとなく、新しい風が吹いてくる気がする。 新しい1年の始まり、新しい生活の始まり。 そうした視点で見渡せば、なんだかいつもより電車に真新しいスーツ姿の人が多いような。 そんな今日はエイプリルフールだ。 だからといって誰かに嘘をつくこともなく。 「会社、明日から1週間休みます!」 ぐらいの大嘘がつけたら良かっただろうか。 いや、無理に決まってる。 性格的にも、私の職場でのキャラ的にも、そして会社の雰囲気的にも。 いまの会社に入社して、ちょうど半年が経った

          【エッセイ】自ら出鼻をくじく奴

          【エッセイ】彼氏が元カレになった

          まだ暑さの残る9月末。 9月の30日。 この日、私は彼氏と別れた。 1週間後は、7年記念日だった。 1人で歩く帰り道。 いつも送ってくれた彼が隣にいない。 悲しい。 苦しい。 涙が止まらない。 "彼氏"が、"元カレ"になった。 恋人って不思議な関係性だ。 「付き合おう」と言えば恋人関係が始まり 「別れよう」と言えば終わる。 結婚のように関係性を証明する書類だって、 結婚指輪のような物体だって明確にはない。 口約束で始まって、口約束で終わる。 不思議だ。 こんな曖

          【エッセイ】彼氏が元カレになった

          【エッセイ】眠い日だって感情はある。

          眠い。 本当に、眠い。 睡魔とは恐ろしいものだ。 頭がそれに占領してしまって 何も考えられなくなる。 前日に夜更かししてしまったからか、 一日中ずっと脳を占める モヤが覚めてくれなかった。 正直、誰とも話したくないな…。 そんなことを思っていたって 残念ながら社会人なので。 仕事をするために職場に向かう。 その足取りの重さはここ最近で一番かも。 私は人見知りの上に、 年上の人との会話が苦手だ。 気の利いたことなんて言えないし、 面白い発言なんて以ての外。 かと言って

          【エッセイ】眠い日だって感情はある。

          【エッセイ]癖

          今日は歩き回る1日だった。 疲労困憊。 この一言に尽きる。 歩いている最中よりも、 帰り道の方がドっと疲れを感じている気がする。 疲れきって自分の体とは分離してしまった足を 必死に必死に前へと動かす。 ああ、健康な足と交換できればいいのに。 この疲れ具合をどうにかして欲しい。 だれか持っていませんか。 歩くことを渋る足を諭しながら たどり着いた駅のホーム。 よくやく腰を下ろすことができた。 車内の椅子で一息つくと、 よくやく見えてきた周囲の様子。 どうしても 疲

          【エッセイ】ともだちの不思議。

          友達って不思議だな関係性だなと思う。 4年ぶりに会う友達。 学生時代はあんなに意味もなく 会っていた友達でさえ、 卒業してしまえば全く連絡をとらなくなった。 時間が開けば開くほど、 関係値がどんどんゼロに近づいていくように 感じてしまう。 ゼロどころかもしかしたらマイナスかも? この子とはどれくらい仲良かったっけ? 久々に会って、なに喋ろう…。 というか会話続くのかしら。 不安だらけだ。 でも、いざ会ってみれば そんな不安が全部吹っ飛んで 一気に学生時代に逆戻り。

          【エッセイ】ともだちの不思議。

          【エッセイ】誰だって、知らないことはこわい

          誰にだって、初めからできる訳じゃない。 大学に入って最初に躓いたのは履修登録。 高校とは違って クラスも、担任の先生もいなくて。 誰に聞けばいいかも分からない。 本当に困り果てたものだ。 まるで暗闇の中にいきなり1人、放り出されたような。 初めての履修登録は大失敗に終わった。 入学してすぐのこと。 4月はどこもかしこも新歓の時期で人だらけだ。 歩いていれば勝手に手の中に ビラが集まっている。 噂には聞いていたが、ガチだったことに驚く。 自分たちのサークルに入ってもらおう

          【エッセイ】誰だって、知らないことはこわい