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データサイエンティストが働く場としてのエムスリーの魅力


はじめに

はじめまして。私はエムスリーのデータ分析グループの相本と申します。本記事では、特にデータサイエンティストとしてのキャリアを経験されている人向けに、エムスリーのデータ分析グループの魅力をお伝えしたいと思います。

私はエムスリーのデータ分析グループには中途で入社しております。
簡単に私のこれまでのキャリアについて説明します。まず、私は数理工学の分野で大学院修士過程を修了しました。大学院卒業後、複数社を経て、直近ではコンサル企業でアンケートデータの分析やデータ分析ツールの開発などをおこなっておりました。

データサイエンティストとして働く中で、より大きなビジネス価値を創出したいと考えてエムスリーに入社しましたので、これらの観点でエムスリーがどのような環境を提供しているかを紹介させていただきます。

データサイエンティストが働く場に求めるポイント

データサイエンティストに求められる役割の定義についてはいくつかあるのですが、本記事では、データ分析を通じてビジネス責任者の意思決定を支援し価値創出に貢献すること、というスタンスをとります。
上記のスタンスのもとで、データサイエンティストが直面する典型的な課題を3つ挙げます。

  1. データの確保・整備
    この課題は、企業において、いざデータ分析をおこなうとなっても、データがそもそも存在しないため確保から始めないといけない、データ分析基盤がないためゼロから作らないといけない状況をよく耳にします。分析のスキルと分析に必要な環境を整備するスキルは異なるものであるため、この状況に置かれたデータサイエンティストが本人の能力を発揮しきれないという事象がよく起こります。

  2. 組織間調整
    こちらは企業に属する組織人として避けては通れない業務であるものの、巷でデータサイエンティストの退職理由として散見されるものです。企業のビジネス部門において、データ分析をおこなうという文化がないというケースが多く、そもそもデータ分析の必要性をビジネス部門の人に理解してもらうための交渉が必要になることがあります。データサイエンティストというキャリアを選ぶ人材はこのような組織間調整の業務を好まない傾向があることは認めざるを得ないでしょう。

  3. ビジネス価値への転換
    この課題は、データ分析までやったはいいものの、この結果をもとにどのような施策をおこなえばいいかわからない、出てきた施策が従来おこなってきた施策と指して変わり映えするものでない、などの理由で実行ステージで頓挫しため、ビジネス価値創出につながらないというものです。極端なケースですが、データ分析組織を立ち上げたものの、ビジネス価値創出につながらなかったので組織自体が取り潰しになったという話もあるくらいです。理想論として、どのようにビジネス価値を創出するかから逆算してデータ分析をするべきという意見はあるのですが、簡単に実現できないものです。

エムスリーがデータサイエンティストに提供する環境

上記で挙げた3つの課題について、私の入社してからの経験をふまえ、エムスリーがどのような環境を提供しているかについて言及させていただきます。

  1. データの確保・整備
    エムスリーでは自社サービスm3.comを展開しています。このサービスにおけるユーザーのログデータの確保・整備はエンジニアチーム・機械学習エンジニアが実施しています。そのため、データサイエンティストは様々なサービスの多種多様なログデータを用いたデータ分析に専念することができます。私自身、このような環境は非常に働きやすいと感じます。

  2. 組織間調整
    まず、エムスリーでは企業文化としてデータにもとづく意思決定を重視しています。このため、エムスリーにおいてデータサイエンティストに求められる組織間調整の業務は、分析結果のビジネス部門への説明や、分析価値をより高めるための分析設計の提案など、データ分析による価値創出を前提としたものになります。

  3. ビジネス価値への転換
    エムスリーでは前述した自社サービスがあるため、データ分析結果を施策に落としサービス内で実現することができます。このように、データ分析結果をもとに、どういうアクションをおこなうかを構想しシームレスに実行に移すことができることは、自社サービスを有している企業の強みであり、コンサル企業との大きな差別化要素といえます。また、ROI(費用対効果)を重視する企業文化があるため、どういうデータ分析をおこなうとビジネス価値を最大化することができるかをビジネス部門とデータ分析グループの双方で協力して考えるという姿勢があります。

まとめると、エムスリーのデータ分析グループでは、データ分析結果からビジネス責任者の意思決定を支援し自社サービスの価値を最大化する役割に専念できるということです。

おわりに

本記事ではエムスリーでデータサイエンティストとして働くことについて、エムスリーがどのような環境を提供しているかを紹介させていただきました。データサイエンティストとして働いているみなさまへ、是非、エムスリーのデータ分析グループをキャリアパスの一つとしてご検討ください!

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