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「世の中に求められるもの」と「自分の世界観」で思ったこと【ショート絵本付き】


今回は「ミックスナッツカフェ」のアルバイト ましろちゃんのお話🐻‍❄️

天真爛漫で、ぶっ飛んだセンスの持ち主。カフェで働きながら、いつかデザイナーになりたいと夢見ています🌈✨

ましろちゃんのぶっ飛びセンスを象徴する「体育座りのお花」。
最初に思いついたときは我ながら「なんてヘンテコで意味不明なんだろう」と思いました(笑)

「ぶっ飛んでる感じが出てて良い」と思い、SNSにしょっちゅう登場させるようになりました。

「気持ち悪い」「ダサい」と一蹴されるかも?とも思いましたが、一部のフォロワーさんで

「お花さん、好き!」
「グッズ化してほしい!」
「絵本の主役にしてほしい」

など気に入ってくれる希少な方たちも現れました✨

お花さんのことは「よくわからん」と思う方が大半でしょう(笑)
とても万人受けするものとは言えません。
でもお花さんを好き!と言ってくれた方たちの声は、私にクリエイターとして大切なことを教えてくれた気がします。

「万人受けしない世界観でも貫いたら、好きと言ってくれる人たちに届く!笑顔にできる!」

ましろちゃんが売れるデザイナーになりたいのなら、もっと世の中から求められるトレンドを意識したデザインをするべきです。

しかし本当に表現したい世界観を無視して、自分を曲げてまで流行のデザインに走ったら………?

きっとましろちゃんもモヤモヤするし、ましろちゃんの世界観が好きと言ってくれた人たちもがっかりするでしょう。

私自身もKindleで絵本を出すようになって
「もっと売れるために、世の中から求められている題材を描くといいよ。子どもの勉強になることとか」
とアドバイスをいただいたことがあります。

それはその通りだと思うし、アドバイスはありがたかったのですが………

ちっともワクワクしませんでした。

描きたい!と思えなかったし、子どもの勉強になるような立派な題材も思い浮かびませんでした(くだらないことやヘンテコなことはいっぱい浮かぶのに)。

「そういった内容は、私じゃなくて他の誰かが描いた方が素敵なものになりそう……」とすら思ってしまったのです。

やっぱり私は
私だから描ける世界観で、それを好きだと言ってくれる人たちを笑顔にしたいのです。

いろいろな個性を持った動物たちを描いて、いろんな生き方があっていいんだなと思ってもらえたり、癒しを届けたい。

「世界観が好きです」
「絵本を読んで心が癒されました」

こういった声が本当に嬉しく、何度も救われました。

ましろちゃんも私も、自分の世界が曲げられない頑固者なだけかもしれません(笑)

「やっぱりもっと、万人受けするものを描いたほうがいいのかな……」と弱気になることもあるかもしれません。

ましろちゃんと時に励まし合い、お互い勝手気ままにやりながら、これからも創作を楽しんでいきたいです。

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