「平城京殺人事件」(長屋王の変異聞)を読む
深谷忠記さん著作のこのミステリーを読み、実際に起こった「長屋王の変」と比較したり、再学習をしました。
神亀6年(729年)に起きた「長屋王の変」を題材にした作品で、それに関わった人々を生き生きと物語として表しています。
主人公の1番目は、長屋王を虚偽の密告で蔑めたとされる「中臣宮処連東人」以下「東人」
彼は長屋王発願の「大般若経1部600巻」(長屋王父母の追善供養と聖武天皇ならびに代々の天皇のために発願)の書写をする経師を、神亀5年728年に平城宮で毎日通勤しながら行って