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前回の投稿で、衣食住の【住】について公開しましたが、今回はそれの続編です。

リゾートライフでは、当然あるルームシェア。そしてそのルームメイトとの相性って本当に大事なんですね。だって突然、赤の他人がプライバシーゼロの空間でいきなり共存を始めるので。

では、今もなお続くストーリーを紹介します。

【適当】部屋割り

この【適当】が、ただ単に部屋が空いてるからってテキトーに割り振っただけなのか、色々と考慮されたうえの的確という意味で適当に割り振られているのかは分かりません。

HR(人事)が割り当てた部屋にて、私たちの私生活が繰り広げられます。つまり、誰が好きとか嫌いとか言う間もなく、自動的に部屋そしてルームメイトが決められるのです。

どうしても生理的に合わなかったり、揉め事があれば、HRにお願いして部屋を変えてもらうことも可能です。でも、そういうことをする人は稀かな。そして、そういうお願いをする子は、大概トラブルメイカー。

【偶然】ルームメイト

さて、2つ目のリゾートOne&Only Reethi Rahでは、同世代のロシア人の女の子と2人部屋のシェアをしていました。(当時の役職:コンシェルジュ)

結果からお伝えすると、この子は今、私の大親友です!

人生で出会った中で一番美人さん、頭の回転も早く、4ヶ国語を巧みに操る才色兼備、もうTHEアジア人の私とは正反対。


そんな彼女から、ある日、突然聞かれた…

「ねぇ、そのTシャツどこで買ったの?」

「日本だよ!」

「えっ!私その白持ってるんだけど!」


別の日。

「これどこで買ったの?(偶然目にした日本のコスメ)」

「え、タイに行ったときだよ。スゴいいいんだよねー!」

「これ、日本のだよ?(よく分からないメーカーだったけど、確実に日本製の化粧品)」

「うそ?私、資生堂が好きだけど、高いからカネボウで我慢してる。けど、これが日本製って知らなかった!」


私がイタリアからバケーションで帰ってきたとき。

「ねー、この靴可愛いでしょ!」

と見せたフラットシューズ。

「信じられない!同じ柄のショール持ってるんだけど!」


と、そんなことが何度もあり、気付けば相手の好みを理解し合える最高のルームメイトになっていました。

更に有り難いことに、香りの好みも似ていて助かりました。香水の匂いが合わない空間に住むのは地獄ですからね。

【必然】親友へ

同じ部署で、同じ役職だったため、溜まるストレスも喜びも事細かに共有できます。気付けば、家族の話も、彼氏の話も、ぜーんぶ分かち合える親友に。

周りからは、あまりにも私たちが一緒にいることから、「ツインズ」って呼ばれていたほどです。

たまに深夜まで、話が盛り上がりすぎて「お茶する?」というきっかけ台詞から、罪悪感を感じながらも夜中にお菓子をシェアしながら話したりも。

物理的にプライバシーの保護はゼロの室内でも、「電気消す?」の合図で会話を終了させるのが暗黙の了解。

たまに盛り上がりすぎて、真っ暗な中でも話し続けたりしてましたが、必ず「Good night」は言ってたかな。

お互いがお互いを尊重し、親しき仲にも礼儀ありが共に感じ取れる空間だったから心地良かったのは間違いありません。

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↑私が退職する直前に、色んな偶然が重なって撮ってもらった写真

【尊重】家族へ

そんな生活が約2年続くと、当然お互いの家族もルームメイトの存在を認識しています。

お互いそこのリゾートを退職して約5年経った今も、当然連絡を取り合ってますが、一番驚いたのがその子のママが「明日、MIHOの誕生日じゃない?」って、まさかの私の誕生日の前日に放ったひとこと!それには、彼女もビックリしたようで、興奮が冷めやらぬうちにフライングでお誕生日メッセージをもらったこともありました。

私の家族も、彼女の大好きなハッピーターンを見つけると「クリスマスに送ろうか!」と自然に会話に登場します。

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↑東京から国際線で12時間。彼女の街から国内線で2時間。お互いの場所から、モスクワで落ち合ったときのもの。

まだコロナ禍により、気軽に空の旅がし辛い状況ですが、来年あたり東京に来てもらえるといいな。そして私も彼女の故郷に遊びに行けるといいな。


好みが重なることによる共感同調、更に空間を共にすることにより家族感が増し、その上でもお互いを尊重し合う最高の距離感と関係が形成されました。

たかがルームメイト、されどルームメイト。今もなお、キャリアについての相談やロシア絡みのネタを見つけたときにはすぐ連絡をしています。

これからもずっと自慢の親友であることは間違いありません!

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