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夫婦関係に悩んでいる 40代男性へ

大阪府高槻市での夫婦関係修復専門
カウンセラー行政書士の木下雅子です。

主業務は「夫婦関係修復カウンセリング」。
幸せなご夫婦、幸せなご家族を世に増やすため、日々活動しております。

結婚した3組に1組が離婚していく昨今ではありますが、3組に2組が離婚せず、夫婦関係を続けています。

結婚してから天寿を全うするまで、お互いを思い合っている素敵なご夫婦もいらっしゃるでしょうが、人生は山あり谷ありです。

長い結婚生活の中で、夫婦の危機が ただの1度も訪れないなどということはないでしょう。

恋愛はお互いに良いところだけを見せ合うものですが、結婚は現実です。

人間は誰しも、表の顔を裏の顔を持っています。

長所は、すなわち短所。

恋愛の時期は、短所ですら長所に見えています。
あばたもえくぼ。
片目どころか、両目をつぶっている状態とも言えます。

が、結婚すると、短所は短所でしかなく、それどころか長所ですら短所に見えるかもしれない。
あばたもえくぼ ならぬ、えくぼのあばた化。
両目をしっかり開けた状態となります。

本来なら、恋愛時期は両目をしっかり開け、結婚後は片目をつぶって過ごすのが理想的なはずです。

それなのに、多くの人が逆をやってしまうのですね。

だから、配偶者は欠点だらけに見え、恋人(浮気相手? 愛人?)は素敵な人に見えてしまうのです。

恋愛中の頭の中は、いわゆる「お花畑状態」であり、現実ではありません。

しかしながら、当の本人は、そうは思っていません。

「結婚相手を間違えた」
「この人(浮気相手)と先に出会っていたら……」などと考えてしまいます。

それは多くの場合、錯覚でしょう。

配偶者は、あなた自身が最初に結婚相手と選んだ人です。

若気の至りということもあるかもしれませんが、一時は結婚したいと思えるほど好きになって、結婚するという大きなハードルを2人で超えることができたのです。

人生の荒波が襲ってきたとしても、また2人で乗り越えることは不可能ではないと思います。

本当に、結婚相手を選び間違えたとしたら、その綻(ほころ)びは数年以内に起きるでしょう。

20~30代は、人を見る目が養われていない場合もありますしね。

お子さんも赤ちゃんや幼児さんで、物心がつくかつかないかの時期なら、思い切って人生を別のパートナーとやり直す決意もありかと思います。

しかし、40代になったなら、人生の半分近くが経っています。

お子さんも、小学生から中学生くらいに成長していることでしょう。

家族も増えた今、夫婦間に何らかの問題があったとしても、離婚するには多くの問題が立ちはだかります。

子どものこと。
お金のこと。
両親、義両親も年を重ねています。

転職も、40代になってからではハードルが上がるでしょう。

夫婦二人で積み上げてきたものも、決して少なくはありません。

この状態から、今までの人生の全てを投げ打って、新しい人生をやり直すのは、膨大なエネルギーを必要とします。

だとしたら、今までの固執した自分の考え方と行動を、配偶者に寄り添うよう方向転換することで、夫婦円満に近づくことはできないでしょうか。

そこで、多くの人はおっしゃいます。

「自分はそう思って 寄り添おうとしても、配偶者がそう思ってくれるとは限らない」
「配偶者の心が、自分に戻ってくるとは思えない」
「努力しても報われなかったら、努力の し甲斐がない」

などなど。

お気持ちは、よ~くわかります。

が、あなたが行動を起こさなければ、何も変わりません。

行動を起こさないのは「何をしたらいいか わからない」からでもあります。

今の時代、何でもネットで調べられますから、お手軽に手元のスマホで情報を入手することはできるでしょう。

それらしい情報は、いくらでも載っています。

しかし、それらを ただ闇雲に実践してみたとしても、おそらく結果は出ないでしょう。

それは、目的がはっきりしていないから。

あなたは、誰のために 何のために なぜ、夫婦関係を改善したいのでしょう。

それらが はっきりしていない限り、何をしたとしても長続きしません。

すぐに、求める結果が出るわけではないからです。


ダイエットを、例に挙げてみましょう。

ダイエットに成功できるのは、数パーセントの人だと言います。

多くの人が、理想の体重をキープできてきません。

それは、何故か?

痩せたい理由や、痩せてどのような生活を送りたいかという目的が曖昧だからです。

その目的をはっきりさせずして、いきなり絶食や激しい運動をしたとしても、三日坊主ならぬ一日坊主になること間違いありません。


夫婦関係では どうでしょう。

配偶者と良い関係を築くために、笑顔で挨拶をしたとします。

しかし、夫婦関係が微妙になってしまっている時期が長い場合、配偶者が笑顔を返してくれるとは限りません。

それどころか、睨まれたり無視されるのがオチでしょう。

そして、1~2回で、挨拶することそのものを やめてしまいます。

その時の言い訳は、

「自分は、頑張った」
「配偶者が、応えてくれなかったから」
「この方法は、自分には合わない」

自己正当化ですね。

そして「いっそのこと、一人になった方が楽なのではないか」と考えるようになってしまうのです。

良い関係を築きたいのなら、それが習慣になるまで 続けることです。

3日、3週間、3ヶ月、3年。

挨拶程度のことなら、3日~3週間も続ければ、返事をしてくれるでしょう。

当たり前のことを徹底して やり続ける。

仕事でも 家庭生活でも、これが周りの人の信頼を得る秘訣でしょう。


ここまで読んでくださったあなたが、良い夫婦関係を築いていけるよう応援しています。

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