「頑張れ」&「大丈夫」に物申す❗️患者目線での意見です。ご家族や友人との会話にお役立ていただければ幸いです。

「頑張れ」は禁句ってよく言いますよね。

実は、禁句の時もあれば、そうでもない時もあり、添える言葉によって違うというお話は↓

実は、「大丈夫」というのも、「頑張れ」に勝るとも劣らない禁句ではないでしょうか。

というのも、病気になったとか、怪我をしている時点で、健康の時の「大丈夫」の指標は明らかに外し、「大丈夫じゃない」状態にあると思いませんか?

いやね、大丈夫という言葉が元々どういう意味で使われるものかにもよると思うんです。

「癌って言われた」に対して

「大丈夫?」

「それが、ショックだよね、これから治療大変だね。でも、気持ち折れてない?」
という意味で聞かれているのか。

「え、ウソ?」って言葉がないけど、反射で出てきた言葉なのか…

「耐えられそう?」と問う言葉なのか。

「大丈夫なわけないよね?」の翻った表現なのか…

火傷した瞬間、無意識に「熱ッ‼️」って叫び手を引くのと同じ、脳をバイパスした言葉なのか。

私は、相手がどういう意味で大丈夫という言葉を使うのかが分からなくなりました。

そもそも、大丈夫ってどういう意味なの?って

ただ、純粋に自らの言語力や認識を疑問視する人はどれくらいいるでしょうか。珍しいですよね。

以前、「大丈夫なわけないじゃん。それ知ってて聞いてるの?」っていうリアクションを以前見たことがあります。

その方は、嫌味と感じたようです。

逆に、大丈夫でありたいのに、そこからは程遠い実態と、大丈夫と笑って返したい気持ちとの葛藤に苦しむ人もいるかもしれません。

もっというと、大丈夫なフリをしなければいけないと気負ってしまう人もいるようです。

逆に、「え、私そんなに病人っぽく見えるのかな?」と気にしてしまったり、自身の病状が思ってる以上に重いかもしれないとショックを受ける人もいるかもしれません。

「体調どう?」と気遣うつもりが、逆に相手の繊細な気持ちを締め付ける言動になってしまう場面もあるかもしれません。

もちろん、気遣いに感謝することも多いと思います。

また、「ヤバイ病気と告知を受けた」

「きっと大丈夫だよ」

とは、どういう意味で言っているのか、私は分かりません。

きっと治るよと言われて嬉しい時と、気安くそんな無責任に、形だけの希望など持たせないで欲しいと思う時もあるのではないでしょうか。

また、病気が大丈夫じゃない状況で、何処がどう大丈夫なのだろうかとも思う。

言っている人はプラスな気持ちでかけてくれる言葉だということは理解しているつもりですが、じゃぁ「大丈夫」が意味するところは正直皆目見当もつきません。

言っている相手は、何気なくかけた言葉であって、自分の考え過ぎに違いないと思ったとしても、

気持ちが感じることを、理性や考察で変えられる時ばかりではありません。

「大丈夫」という言葉が、案外結構多彩で、時に相手を意図せず苦しめてしまう言葉の一つであることを知っていただきたいです。

もちろん、そんなことは感じず、純粋に気遣いに感謝する人も多いと思います。

目の前にいるその人がどんな人で、どういう状況か、そしてなによりも本人がどう感じているのかを話し合って、どういう言葉をかけるのかも一緒に考えて欲しいです。

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