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年明けからなにやら騒がしい

年明けからなにやら騒がしいと思ったら、アメリカとイランで一悶着あったらしい。米軍がイランのソレイマニ司令官を殺害し、「ふざけんな!」と怒ったハメネイ最高指導者がイラクの米軍基地にミサイルをぶっぱなし報復した。その後、両国とも「戦争するつもりはない」との姿勢を表明したが、今も中東情勢には緊張が走っている。

今からもう15年以上も前になるだろうか。ぼくがまだ小学生だった頃だ。飛行機が高層ビルに突っ込み崩壊、テレビ越しにみるその様子はまるで映画のワンシーンをみているかのようだった。その2年後には騒乱の中で誰ともわからない銅像が倒される映像をみた。幼いながらに世の中で何か悪いことが起きていると感じたことを覚えている。

なんだかあの時と同じ感覚だ。いや、あの時以上に危機感を抱いている。日本からは遠く離れた場所で起きていることなのに、なぜだかすぐ近くで起きていることのように思える。それはぼくが金融の世界に身をおいているからなのだろうか、それとも、TwitterなどSNSですぐに情報が入ってくる時代感ゆえなのだろうか。どうしても「戦争」という二文字が頭をよぎる。

これは、昨年末にかけて、米中通商交渉やブレグジットなどの先行きが晴れ、株価も高値を更新し続け、みんなが安心しきっていた中での出来事であった。年が明けて「まさか」と思った人も多いだろう。ここからわかることは、過去を振り返ってもそうだが、予想外のことが起こらない年はないということである。世の中は常に動き続けているのだ。それも、ものすごいスピードで。

そんなことを感じながら日本をみると、ゴーンのレバノン逃亡でメディアは騒がしいが、耳をかたむければ、政府絡みの陰謀だなんだとまた日本らしい権力うんぬんの話をしている。「平和だ」「アメリカに守られている」といえば聞こえはいいが、日本は打席にすら立てず世界に取り残されている印象すら受ける。

戦争やデモといった争いごとはおことわりだが、昨年を賑わせた米国リブラや中国デジタル人民元のように、世界を良い意味でおどろかすことが日本でも起きてほしいものである。

ともあれ、今年は待ちに待った東京オリンピックの年である。代表選手たちに負けじと、ぼくもフルスロットルで駆け抜けていく所存です。

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