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追悼・鳥山明さんの思い出

小学生のころ、家族で入った喫茶店にあった少年ジャンプをたまたま見たら、「Dr.スランプ アラレちゃん」の第一回が載っていた。


わたしは、
「あんまり、好きなマンガじゃないな。」
と思った。ちょっと下品なところが、イヤだった。


鳥山明さんの作品に魅了されたのは、「ドラゴンクエスト」だ。
Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴまでは、夢中でやった。
鳥山明さんのキャラクターと一緒に、ドキドキしたり、泣いたり、感動したりした。


仕事をするようになって、「ドラゴンクエスト」から一度離れた。
「老後にⅠから順に全部一気にやるぞ」と決めている。


息子が生まれて、小学1年になると、「ドラゴンボール」に夢中になった。
最初、大きいサイズの愛蔵版を3冊買ってあげた。
何度も何度も、繰り返し読んでいた。
わたしは当時、出張が多かった。ばあばと一緒に家にいてもらうのだけど、もちろん、寂しいのはわかってる。


だから、出張から帰ってくると、
「よく、待っててくれたね。ありがとう」
と言って、「ドラゴンボール」のつづきを3冊、いつも買ってくることにした。モノで釣るなんて、という意見もあるかもしれない。
でも、息子は寂しさを我慢しながら、ドラゴンボールの続きを楽しみにして、待つことができたのだ。


鳥山明さんのおかげである。

残念だ。残念極まる、もっと作品が見たかった。
68歳なんて、若すぎる。



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