編集者時代のパクられ経験から「noteに書いたらパクられる?問題」を考える。
昨日、noteに書くことでパクられる? いやいや、noteに書くことで、誰かの目に留まって、世に出ることができるーー?
そんな話題に遭遇したので、これは、自分の体験談が役に立つのではないか? と思い、筆を執った(パソコンを開いた)次第です。
自らの経験、体験をもとにした知見ですので、当然、有料といたします。
あら! ちょっと偉そうだわ!
でも、そのほうがいい。
自分の経験、体験をもとにした知見とあれば、わたし、買ってみたいですもん! 無料で放出して、どっかの構成作家とかにパクられるの、いやじゃないですか!
長い。本題行きましょう!
で。
一言で言いますと、
「noteで書いたことを、パクられる可能性は、ある!」
と言えます。
これはnote運営や、わたしのようなフリーの編集やライターが悪いからではありません。
先日から文章の鉄則だの、ネタだの、コンテストだの、企画だのと書いておいてなんですが、一番パクられやすいのはーー。
企画です!
困ったことに、企画に「著作権」はないんですよ。
文章、漫画、絵、詩、音楽の旋律、歌詞、小説、短歌。
こうした、作品と呼べるものには、著作権があります。
自分が生み出した著作物だからです。
しかし、「企画」には、著作権がないんです。
苦労して、自分で生み出したのに、です。
だから、ひとつ女性誌か当たると、似たような女性誌がたくさんでますし、むかし流行った「磯野家の謎」なんてのが売れると、本屋に似たような本がたくさん並ぶわけです。
文字の媒体は多いですが、テレビでもあります。
ぐるないの「ゴチ」はもともと、某連載漫画のパクりですし、
宇多田が流行ればそっくりな声の歌手が流行るし、
「ウルトラクイズ高校生版」が人気なら、
「高校生クイズ」が生まれるわけです。
古いですねー。ネタが。
そうそう、危ない!
ネタもよくパクられます!
企画より多いでしょう!
こっちのほうが、危険です!
職業を明示している人は、狙われやすいですね。
例えば、女性誌なんかで、
「私たちは子供がらみで怒っている!」
「誰にも言えない看護師の不満」
といった企画があるとします。
上記は、今やっているコンテスト。
二つ目は、看護師ネタです。
noteで看護師さんが、いろいろ不満を書いていたら、
わたしは優秀でまじめな編集者&ライターですから、
この看護師さんにコンタクトを取り、出向いてお話を聞いてネタを集めます。時には、取材者例も、出ます。
しかし、ふらちな編集者、ライターの場合、
「ラッキー!」
とばかりに、そこに書いていることをパクって、
誌面にし、原稿料までとりやがるわけです。
これが、一番やられやすいですかね。
僕も、別の看護師にこう聞いていたといわれたら、どうしようもない。
看護師の愚痴って、にたようなもんですからね、
だから今、Web広告系の原稿は、「コピペチェック」をやるのです。
それから、今、YouTubeでやっているような、
「やってみた」系のネタ。
ああいうのの走りを、雑誌の誌面でむかし、やっていました。
嘘だと思うなら、1993~1999年ごろの週刊SPA!を見てみんさい。
「二階から目薬はさせるか?」
「扇風機できゅうりは切れるか」
とか、
右翼の街宣車に乗ったり、
や〇ざの事務所に行ったりして図解で紹介したりしていましたよ。
ちゃんと、正規のルートから
紹介してもらって、ですよ。
一般人にできることではありませんので、念のため。
誰でも知っている女性週刊誌に企画ほぼ丸ごと、パクられたこともありました。
リード(タイトルの横にある短い文章)までほぼ丸写し。
この部分は、パクリだと言えなくもない。
「企画だからパクられても文句はいえないとはいえ、これはひどすぎる!」
と、小一時間、ねちねち文句言ってやりましたよ(笑)。
そもそも、週刊SPA!の前にいた、
月刊QAという雑誌がパクられまくり日本一と
言ってもいいくらいの雑誌だったのでした。
毎回、ページにQ、つまりクエスチョンがあり、A,、答えがある。
表紙には、
「すべては疑問から始まる」
と書かれています。ほんと、そのとおり。
そう、企画と言うのは、すべて疑問から始まるもの。
「なんか、子どもにまつわる困った人って、多くな~い?」
「ごみ問題は、山ののマグマにどんどん捨てれば解決するんじゃないの?」
「一番スピードの速い虫は?」
「日本一、取材対応の悪い団体ってどこよ?」
眺めていると、何か企画が生まれてきそうです。
だから、月刊QAの発売日である15日、テレビや新聞、雑誌の人が、臆面もなく電話をしてきて、
「〇ページに載ってる、Q…って何? の答えの■■の電話番号を教えて。」
「この前聞いた〇〇ってQの答えの場所、電話番号違うんだけど。正しいのを教えて。」
まあ、堂々とおパクリにきていたものです。
また、雑学本のネタにされていたり、高校や大学のクイズ研究会で、よく読まれたりしていたようです。
クイズ作家もネタにしていたようで、
今でもたまーに、高校生クイズなどを聞いていると、
「あれ? このクエスチョンには聞き覚えがあるな。」
なんてこともあります。
じゃ、パクられたら、どうすればいいか?
ここまで書いてきたように、ネタや企画じゃ、何か対抗しよう、罰しようというのは難しい。
ならば、
おお! 天下のテレビ〇〇さんが、わたしの「■■■■」って記事から、こうパクってくださった!
と、祭りにするっていうのは、どうでしょうかねえ。
相手がパクったとわかるように。
パクリとか、そんなことがあったら、シリアスな相談も、祭りにする相談も、乗ります♡
〇〇容疑者みたいには、なっちゃいけないですもんねえ。
パクリ評論家
高清水美音子
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